【5月5日】37回目の結婚記念日
こどもの日は、父と母の結婚記念日です。父がこんな状況ですもの、来年は迎えられるかな?最後の結婚記念日なのかな?とか、マイナスに思ってしまうわけです。
病棟は面会禁止になっているものの、荷物の受け渡しは受付を通じてできるようになっています。この日は、母と弟が荷物を渡しに行ったようです。
弟からは、「まだ治療を頑張ってほしい」という想いでしょう、癌封じで有名な新橋の烏森神社での癌封じのお守りを。母は、淡々と下着類などの必要物資を。私が入院前に父に渡した、孫たちの写真立ても、渡してくれたようです。
父は仕事人間で、あまり家庭を顧みず、出張も多く家を開けることの多い人でした。子育て家事は母が担ってくれました。
「母のおかげで子どもが素直に育った」と言う言葉はあったものの、もう少し感謝の言葉があってもいいのかなと、子どもながらに。
夫婦間のことはわかりませんが、結婚記念日ですもの、もしかしたら最後の。個別に、やりとりしててほしいなと思う、こどもの日でした。
私はと言うと、今日は自分の子ども2人のための「こどもの日」にしようと、今日は自宅で過ごしました。
父のことはもちろん大事だけど、子どもとのかけがえのない日々も、蔑ろにはできない。
未来ある子どもと、老い先が見えてきた父との間で、リアルな生と死をひしひしと感じています。