アマゾネスの8s
Mリーグのとある試合で親の第一打としてここから8sが選ばれた試合がありこれを巡ってひどいミスだ、という話題がTLを賑わせました。
僕の価値観に照らし合わせてもこの牌姿からの打8sはミスと言えるものなんですけど実際あの日あの時あの場所で他人が打っているのであればなんとも言えない、というのもあるんですよね。
例えばここから第一打西を選択。僕としてはありませんがMリーガーの中には何人かは打つ時もありそうな人もいますね。仮にそうなった時はみんなでミスと騒ぎ立てるのではなく
「出た~wwwww」
って感じになるんじゃないでしょうか。
正直14枚の中からどれを切ったってその牌に打ち筋や信念がこもっていればなんでもいいと思うんですよね。
そうはいってもイレギュラーな牌を切って失敗すれば叩かれるのは必至ですしそれをするなら様々な方法で自らの信念をギャラリーに伝える必要もあると思います。正直それが出来ているなら門前14枚あればそのうち1/3くらいは切ってもいい牌になるんじゃないかな。
最適解を唯一絶対の正解とし他を許さないのは個人のコンテンツの見方としては正しくてもコンテンツ自体のあり方としてはあまりよくないのではないかと思います。
Mリーグが始まったのをきっかけに麻雀プロの中でもセルフプロデュースの重要性が語られる機会が増えてきました。もちろん普段の立ち回りも重要ではあると思うんですけど何より本職としての見せ場である打牌選択において最適解のみを正解とするのはあまりにも酷な気がします。
僕は各選手ごとの錬度の高い打ち方や持ち続けた信念に準じた打牌、もちろんその中には最適解を求め続ける打ち方もあるでしょうしそういうものがぶつかり合う方が見てて面白いしそうあってほしいなと思います。まぁそうは言っても最低70点以上の選択はしてほしいなとは思いますがw
そして冒頭の8sに関しては本人がミスと言っているんでミスでしょうwしかしプロを名乗る以上はミスも含めて「実力」と見るべきかなと思います。
「慣れないルール」「緊張」「うっかり」そういうのを全部含めてその牌を選んだことが「実力」。
まだ結果に対してとやかく言う段階ではないと思いますがここまでの牌譜をこれが和久津晶の麻雀ですと応援してくれている皆に胸を張って見せれるのだろうか?と思います。
超攻撃型アマゾネスがMリーグを盛り上げる日を願って。