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「世界最強麻雀AI Suphxの衝撃」(著)お知らせ
読み終わりました。
もちろんそれ自体を精査する必要はあると思うんですけどこの本がマルッと真実であるならばここ10年(は言い過ぎかな?5,6年くらい?)で正しいとされていた速攻堅守の打ち方よりはもう少し打点を見ながら守備と攻撃のバランスを取りながらの手順の方が最適解であるということですかね。
なんとなくですけどこれは麻雀プロの打ち方に近いのかなと思います。
今の時代はツイッターで麻雀プロの方々が何切るや勉強会での疑問をよくアップしてくれます。
そこでネットのよくある反応としては細かい要素を考え過ぎずに速度最優先や完全ベタオリのズバッと割り切り打法でよくね?と言うもの。
もちろんそれ自体も間違ってるわけじゃなくて100点が難しい(そもそもどれが100点か分からない)ゲームのなかで安定して80点を取れる戦術は当然強い。
特にネットやフリー雀荘は雀力が千差万別なのでコンスタントに80点を取る戦術が効きやすいというのもあります。
ただプロの対局はネットやフリーと違って試合数自体が少ないためになるべく多くの局面で100点を取れるようにならないと短い競技人生で成功するのは難しいよねと考える人がいても不思議ではないと思うんですよ。
しかし麻雀は難しいもので100点を取ろうとすると60点になったりするんですよね。80点を取れる打ち手が100点を取ろうとした場合、80点~100点で推移するんじゃなくてそれをしようとすると60点~100点の間を行き来することになります。
このためコンスタントに80点を取るべきと考える勢力からすると60点の選択をしているプレイヤーを見るとあんまり麻雀が強くなさそうに見えるんですよね。
無理に100点を取りにいって60点になるくらいなら最初から80点を取りに行けばよくね?ということです。
そこには80点を取り続ける打法が簡単ではないというのも影響していると思います。
ただあまりに80点を取る打法が浸透しすぎたためこれからの時代に麻雀で勝っていくためにはコンスタントに80点を取る打法ではもうあまり勝てないのかなという思いがあります。
そうなると60点を取ることを恐れず90点、100点を取りにいかないと勝てなくなってしまうのかなと思います。いわゆる競技選手がやるような戦術ですね。スーパーフェニックスはここを60点を取らずに90点、100点を取りに行けるところが強さの源になっているように感じます。
僕は今まで毎回80点取れればいいじゃんという感じの打ち方だったのでもし自分の打ち方をアップデートしようとするならば当分は苦戦をする(60点以下を取りまくる)予感がします。
それを考えると割り切って現状の打ち方の精度を上げるという選択肢もあるんですよね。
魔法使いレベル30のキャラクターを賢者レベル1に転職させて最終的に賢者レベル30になればそれはパワーアップなんですがそれが出来ない、途中で断念するのであれば魔法使いのままでレベル35を目指すという方が安定はするわけです。
いずれにせよ今一度どういう方向性で上を目指すのか考えるきっかけにはなるような素敵な本でした。
新しい時代の幕開けとなる可能性のある本と言うことで
5段階評価で☆5の満点の満足度でした(*´ω`*)
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