大体みんな『今夜勝ちたい』
『今夜勝ちたい』という言葉の発明
初めて聞いた人もいるかもしれないが、僕の中での認識では『今夜勝ちたい』という言葉は「ゴジライン」というネットメディアの代名詞ともいえるフレーズである
僕の記憶が確かならば、ストリートファイター5が発売されたタイミングで、あまりに早い速度で全キャラの勝利への近道を記事にまとめ、『今夜勝ちたい〇〇(キャラ名)』というタイトルをつけて爆発的にヒットした。
ゴジラインの面々は元々アーケードゲーム雑誌の『アルカディア』や『ファミ通』といった雑誌のライターをしていた人達で構成されていた事もあり、本来雑誌の紙面に掲載されていたような攻略を制限無く最速で記事としてまとめる事で『今夜勝ちたい』記事を実現したのだ。
『今夜勝つ』にはどうしたら良いのか?
『今夜勝つ』は、一期一会のような状況下での勝利という意味であるが、重要なのは「相手が超強くてもOK」という要素を含んでるという点だ。
出来る限り最小の努力で、相手の足元をすくう。
そのために必要なのは情報の差と、実行の簡便さである。
相手の対策不足(無知さ)を利用する、あるいは知っていてもどうにもならないようにして勝利してしまおうというのが『今夜勝ちたい』の方程式である。
逆に言えば『今夜勝つ』には相手がバカであるか、暴力で全て解決できるかのどちらかの要素が必要となる
大体みんな『今夜勝ちたい』
何でこんな話を書こうと思ったかというと、日常において『今夜勝ちたい』にあまりに高頻度で出会うようになってきたなと感じたからである。
年齢な気もするが、複雑になり過ぎた世界が悪い気もしている。
現実における問題において、暴力で全て解決できる場面というのはそう大して多くないので、失礼な話であるが大体の場合相手がバカであるという前提で話が進む。
もっと言うと、今夜勝ちたいメソッドを受け取ってバカ相手に勝とうという状況に置いて、メソッドを受け取った人も基本的にその時点ではバカである事を自覚しなければならない。
歴史がある分野やそもそも自分より賢い相手に『今夜勝ちたい』を使うのはただのバカを露呈する行為だったりするし、賢い人間はそういう人間を極端に嫌う傾向がある。
そういう相手に「今夜勝ちたい~!!」と突っ込んでいって爆死する姿をここのところしょっちゅう見るのだ。
バカをちゃんと自覚しながら『今夜勝てる』を振える場面を判断し、出来れば『今夜勝てる』メソッドを自分で作れるようになるのがいいのかなぁと考えている。
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