知人が電車内で電話しはじめた
こんばんは。メカラウロ子です。
今日は最近あった出来事の中で、ハッとした出来事を書きます。
(忙しい人は最後の太字を読んでください笑)
先日知人と電車に乗っていた時のことです。
知人に電話がかかってきて、知人はその電話に出てしまいました。
その時は電車内に人も少なく、
急を要する電話だったようですが
私はこの時3つの観点で嫌な気持ちになり、知人に注意しました。
・周りの人が迷惑・不快に思うよ、マナー守ろうよ
・不快に思った人に絡まれて、知人(+私)が危ない目に合うかもしれないよ
・万が一ピースメーカーをつけている人がいたら、その人の体に悪影響を及ぼしてしまうよ
これに対して、知人から言われた言葉は
「確かにそうだね」ではなく、次のような反論でした。
・会話という意味では、電話はダメなのに、なんで友人との会話はいいの?(声の大小という意味でも、小さな声で電話をしていたよ)
・「携帯」がピースメーカーに与える影響はないよ。仮に影響を与えるなら、SNSなど、電話以外で利用している人に対してはどう思うっているの?
知人からの返事に対して、つい「電車内でのルールは、ルールだからダメだよ!電話するなら電車から降りて電話しようよ!」と言ってしまったのですが、後日自分がこれまで信じてきたルールとは何だったのか疑問に思い、調べてみました。
Q1. 電車内での携帯電話利用マナーは誰が決めた?
当たり前と言っちゃ当たり前なのかもしれませんが、鉄道会社が決めています。内容は各社によって異なりますが、私がよく使う東京メトロのマナー事項には、通話は遠慮してくださいと書いてありました。
Q2. 携帯電話の電波はピースメーカーに影響を与えない?
平成31年の総務省のデータから、確かに大体のピースメーカーには影響を与えていないことがわかりました。
国内でサービスが行われている700MHz帯、800MHz帯、900MHz帯、1.5GHz帯、1.7GHz帯及び2GHz帯の周波数帯において携帯電話端末から発射される電波は、植込み型リードレス心臓ペースメーカと皮下植込み型除細動器のいずれにも影響を与えなかった。また、電波を特定方向に向ける機能を有する無線LAN装置(2.4GHz帯及び5GHz帯)からの電波は、植込み型リードレス心臓ペースメーカと皮下植込み型除細動器を含めて植込み型心臓ペースメーカと植込み型除細動器(ペースメーカ機能及び除細動器機能)に影響を与えなかった。 平成31年「電波の植込み型医療機器及び在宅医療機器等への影響に関する調査等」報告書 より抜粋
さて、ピースメーカーに影響を与えないことがわかった今、会話はOKで通話がNGな理由は何でしょうか?
日本民営鉄道協会が調査した「駅と電車内の迷惑行為ランキング」をみると、騒々しい会話が5位に入っています。また、JR西日本のマナー啓発内容には、電車内の会話で声を抑えることが描かれています。
これは私の仮説ですが、地下など電波状況が悪かったり、騒音が激しい状況で電話すると、聞こえづらくてつい大きな声が出てしまいます。この大きな声が迷惑になるから、マナーとして設定しているのではないでしょうか。
しかし、電車内で電話をしている人を見ると、知人を含め小さな声の人がほとんどです。
先日私は知人にマナーだからダメだ!という言い分をしてしまいました。
しかし、大前提として、マナーは技術や時代の変化とともに常に更新されていくものだと思います。そろそろ、電車内での電話も緩和される頃合いではなのかもしれません。
ただ、やっぱり現状マナーとして決まっているため、
重要(権利が侵害されていたり、緊急の用事だったりといったリスクを犯してでも行動する必要がある)なケースでない場合は
不快に思った人に絡まれて、知人が危ない目に合うことは心配なので、
リスクヘッジして欲しいなあと思います。
※ここで言いたいのは、知人すごい!さすが!談でも具体的事象への主張でもなく、世の中で良いと信じられていることも悪いと信じられていることも、当たり前を当たり前として信じている自分がいることに気づかされたという話です。
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