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【デジカ】10.5期におけるダークナイトモンデッキについて

皆さんお久しぶりです。道楽です。

もう10.5弾環境も終わりに近づいていますが、皆さんデジカは楽しんでいますか。禁止改定でアルファモンや黄ハイが減り、代わりにそれらに押さえつけられてた色々なデッキが湧き出てきた、正に群雄割拠といえる環境でしたね。

今回の記事は、今期ずっと使ってたダークナイトモンデッキが自分でも満足できる形になったため、それを言語化したくて記事にすることにしました。
拙い部分もあるかと思いますが、それでも読んでいただけると嬉しいです。

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10.5弾環境の成績

今期のエボリューションカップですが、僕は計3回参加して、結果は
0-5、4-1、4-1でした。
このうち0-5した回は、普段使い慣れていたレシピの方向性を前日にガラリと変えてしまったせいでこうなったので、皆さんは勝ちたい大会に出る際は使い慣れたデッキで出ましょう。

なんともパッとしない結果だったエボリューションカップでしたが、それとは別にげるもんさん主催の個人CS『裏次元杯』でまさかの優勝を飾ることが出来ました。
こういった大型の大会で1位になったことは初だったため、いい経験になったのと同時にデジモンカードに対するモチベーションアップにも繋がりました。

その時に使ったレシピはこちら

後程最終形のレシピは載せますが、基本の形はここから概ね変わっていません。

ちなみにこのレシピ、0-5したエボリューションカップの後で作成したものですが、0-5した過ちからも使っていて強いと思ったカードを採用しています。そう思うと、あの悔しかった敗北はこの日の勝利をもぎ取るためだったんだと、今となっては思えます。

嘘です。
今でも思い返す度に普通にイラっときます。夜中に作ったレシピなんか信用するんじゃないよ当時の俺。

ダークナイトモンのレシピ

というわけで、その後エボリューションカップに2回参加してまとまったダークナイトモンの最終的なデッキレシピがこちら

エボリューションカップ中にドルモンが増えていきました。

・このデッキの回し方

小型デジモンで殴りながら手札を増やしていき、盤面に出てきた相手のデジモンをBT10ダークナイトモンのデジクロスで退化、消滅させてテンポを稼ぐ、というのがこのデッキの基本的な戦い方になります。

実はデジクロスしなくても退化1は使える

4コストで登場して退化と処理を行うLv.5、と書くと強そうに聞こえるダークナイトモンですが、そのためには手札3枚を消費するため、決してデメリットがないデジモンではありませんし、適当に出して良いカードでもありません。考えなしにデジクロスした結果、手札が枯渇して敗北、というのはダークナイトモンを使っている初期だと良く陥る光景だと思います。

そのため、BT10モニタモン、BT10天野ネネ、BT7デッドリーアックスモンといった登場時にカードをサーチできるカードで、デジクロスの素材とダークナイトモン本体を手札に抱えておきましょう。このようにデッキトップからサーチできるカードが合計14枚入っているため、安定感のあるデッキになっています。

特に強力なのは、手札を消費せずにデジクロス出来る、BT10不死身の王者。実質5枚目のBT10ダークナイトモンでもあるため、サーチで引っかかった場合は優先的に確保するようにしましょう。

耳を傾けたまえから入るキャラソン、狂ってる

そんな感じでデッキを回しつつ、場に出したダークナイトモンはなるべく早いうちにBT10ダークナイトモンX抗体に進化させることを目指します。

テイマー除去と疑似消滅耐性というダークナイトモンの性格の悪さを体現したようなカード

このカード、消滅した時にトラッシュからダークナイトモンを登場させることが出来るので、強力なBT10ダークナイトモンをメモリ消費無しで使うことが出来ます。しかもBT10天野ネネがいれば登場したダークナイトモンも当然ブロッカーになるため、守りの数が減りません。
デジクロスの素材にBT10スカルナイトモンデッドリーアックスモードを使うと、ダークナイトモンが消滅しても、もう一体ブロッカーを用意することができます。

このように、場にネチネチと居座り続ける動きを、豊富なサーチカードによってある程度安定して再現出来るのがダークナイトモンデッキの長所になります。

ただし、環境にうようよいるBT9デクスモンに死ぬほど弱い為、対策は必須です。具体的には相手のデッキを見て場に出すデジモン、テイマーの数は3体を上限にすることを意識して動くと良いと思います。

と、ここまでがこのデッキの基本的なまわし方になります。
ここからは何枚か解説の必要なカードについて書いていきます。

・ST13チクリモン

デジクロスやデクスモンの登場を妨害する所謂メタカードです。環境トップシェアのクロスハートと、このデッキが最も苦手とするデクスモンに対して有効なので4枚採用にしました。

このデッキの場合、自身もデジクロスするしデクスモンも使うのに4枚採用なんてしてもいいのかと思う人がいるかもしれません。
ただ、4枚でも採用しない限りクロスハートの速度に追いつくのは難しいですし、自分が使う分には盤面に居座るタイミングもある程度コントロールできると判断した結果、4枚採用となりました。

そもそもこのデッキ、デジクロスしなくても十分自分の動きができるので、実は登場妨害のカードが他のデジクロスデッキに比べると刺さりにくかったりもします。BT10ダークナイトモン、実は進化させても強いカードなんです。

・BT3ゴッドブレス


同じ髑髏モチーフの騎士だからか、異常に相性が良い

ダークナイトモンと最も相性のいいオプションカードです。
疑似的な消滅耐性を持つダークナイトモンですが、逆に手札のバウンスやデッキの下に戻るといった能力には死ぬほど弱いです。(これはダークナイトモンが、というよりもデジクロスのデジモン全般がそうなのですが)

そこでこのカードでそれらに耐性をつけてあげることで、パーフェクトダークナイトモンを作ってあげましょう。現環境は消滅耐性のあるカードが増えたからか、DPマイナスやバウンスといった除去が増えていたため、刺さる場面はかなり多かったです。

また、アタック後もブロッカーとして活用できる再起動や相手のワンショットをストップさせるセキュリティ効果も当然ながら強力で、攻めにも守りにも強いこのカードに助けられることは何度もありました。
今更ですが、なんでこんな強いオプションカードが2コストなんですかね?

・BT6パラボリックジャンク


使ってみて取り回しが良いと思ったカード

この記事の冒頭で、「0-5したレシピから採用したカードがある」とお伝えしたと思いますが、そのうちの一枚がこれです。
このデッキ、ダークナイトモンの登場コストが4である都合上、ターン開始時のメモリが4かそれ以下かで、そのターンの動きが大きく変わります。

BT7プライドメモリーブースト!!のディレイ効果が使える状態にあればよいのですが、そうではない盤面で役立つのがこのカードです。
基本Lv.3に使用して相手のセキュリティに突貫、消滅してメモリが増えてくれれば100点の仕事なんですが、万が一生き残ったとしても、効果は相手のターン終了時まで持続するため、消滅させることがストレスなLv.3が盤面に残ります。

特に細やかなメモリ管理が重要なクロスハート相手に、パラボリックジャンク使用済みのST13チクリモンが生き残った場合、相当嫌なカードが場に残ることになります。
チクリモンで捲れたセキュリティが太一と光だった?その場合は投了の準備をしておいてください。

・不採用になったカード

ここからは相性は悪くないものの抜けていったカードについて。

BT8キメラモンは詰めの一撃にもなる強力なカードですが、手札で腐る場面も決して少なくなかったため、最終的にLv.3の枚数を増やしてデッキの動きを安定させる方向で落ち着きました。

BT6鉄拳制裁は元々着地してしまったデクスモンや大型のデジモンを処理するために入れていたカードですが、ST13チクリモンを4枚採用した段階でデクスモンへの対応はほぼ不要になり、且つST12シスタモンのデコイで除去が防がれるなど、このカードが有効打になりにくい環境だと判断したため、抜けました。

BT6チクリモンはセキュリティから捲れた時は強力なものの、それ以外だとDP1000の貧弱なLv.3でしかなく、且つBT7プライドメモリーブースト!!で捲れた時もあまりにもガッカリな性能だったため、抜けることに。
じゃあなんでPドルモン採用してんのと言われそうですが、セキュリティから捲れた際、とどめの一点を盤面に補充できるのは、攻めっ気の強いこのデッキにはとって見逃せないポイントだからですね。DPも2000ありますし。

そういえばPエスピモンも採用していたことがありましたが、プライドメモリーブースト!!で捲れる時以外があまりにも弱かったので即没に。

BT10スパロウモンはモニタモンとネネのサーチにも引っかかるLv.3のため、採用を検討したこともありましたが、メタ生物を優先した方が強いと判断して今回は不採用に。

こうやって書き出してみると、Lv.3のチョイスはかなり悩んだみたいですね。LV.4と5の枠がほとんど確定枠なんで当然といえば当然なんですが。

BT2太一BT3光子郎のようなメモリー3確保のテイマーも欲しいとは思いましたが、デッキの性質上、4コストテイマー出してるよりもそのコストでモニタモンやデッドリーアックスモンを登場させたほうがよっぽど強いだろうという結論に至りました。苦手なデクスモンの登場コストを3軽減することにもなりかねないのも採用に至らなかった理由のひとつです。

BT9バイフーモンは10弾環境で使っていた強力な一枚ですが、相性が抜群によかった黄ハイが環境から減ったこと、またセキュリティ破壊のタイミングが少々遅いこと、天野ネネでブロッカーにならないことなどが理由で今回は不採用に。


・各デッキとの相性

ここからは環境にあるデッキとの相性について。あくまで僕目線ですが。

クロスハート
天野ネネとダークナイトモンX抗体を早期着地できるかがカギになります。相性不利なデクスモンが入っているため、盤面を必要以上に展開しないことを意識して動きましょう。ダークナイトモンX抗体でテイマーを潰せるのでそこそこ有利に戦えると思います。ただしブン回られてしまった場合、もうどうしようもないので、その時は割り切りましょう。

ジエスモン
ダークナイトモンX抗体で消滅させるテイマーがいないこと、セイバーハックモン以降の進化が速く退化が効きづらいこともあり、不利です。小型のメタデジモンの効きも弱いため、場に出したLv.3はさっさと殴りに行ってしまいましょう。

ガルルモン
バウンスに弱い性質上、圧倒的に不利です。ゴッドブレスを適切なタイミングで切れば良いのですが、ブン回ったガルルモンに勝とうとする場合、セキュリティにお祈りする必要があります。相手はLv.5に進化してからが本番のため、相手に渡すメモリをちゃんと考えて動けば、そこそこ戦えないわけではないです。

グレイモン(ガイオウモン含む)
ガルルモンとは逆に相性有利なのがこのデッキ。BT8メタルグレイモンの進化時効果を使いたい場合どうしても前に出る必要があるため、そこをダークナイトモンのデジクロスで狙います。上の進化コストが総じて重いため、速度でマウントが取りやすく、こちらがよほど事故ってない限りは不利になることはないと思われます。
ちなみにBT10ダークナイトモンのデジクロス素材にBT7スカルナイトモンを入れないようにすると、BT8メタルグレイモンの退化後の消滅対象から外れるため、こちらの損失を少なくできるという小技があります。

ドルビックモン
EX3ドルビックモンは退化が非常に有効なため、ダークナイトモンX抗体をどれだけ早く場に出せるかが重要です。メタ生物2種も刺さるため、基本有利に立ち回れますが、グレイモンビートで普通に押し切られることも。ドルビックモンが走りぬけてくるメモリ3で返さないように意識するかで勝率は大きく変わると思います。

ブルーフレア
進化元を剥ぐことで、ダークナイトモンの長所を徹底的に潰してきます。ただし圧倒的に不利かと言えばそうでもなく、ちゃんと盤面に出す枚数を考えながら軽量のビートダウンで立ち回れば、互角に戦うこともできるでしょう。
BT5武之内空&城戸丈が並べば並ぶほど勝利からは遠ざかるため、優先的に処理することをおススメします。

ブルムロードモン
通称お花。不利です。進化速度が非常に早く、展開を拡げられながらEX3ヒュドラモンが出てきてしまうと、打つ手がなくなります。
一応有効なカードとしてデクスモンがありますが、上手いプレイヤーはちゃんとデクスモンのケアをしながら動くため、あまり意味はありません。
ちなみにBT9ポームモンが非常に良く効いてしまうため、出てきたポームモンはちゃんと処理しておきましょう。

グランディス
ダークナイトモンで戦った経験がないため断言はできませんが、恐らく不利です。裏で高速で進化して、盤面を処理しながらワンショットを決めるデッキのため、盤面とテンポでマウントを取るダークナイトモンの強みが一切活かされません。
ダークナイトモンX抗体まで進化すれば、退化でワンショットの動きを止めることも可能ですが、結局無視されてしまうとどうしようもありません。

マスティモン
元々環境にいたデッキではありましたが、禁止改定後に頭角を現してきたデッキです。基本的なダークナイトモンの戦い方をしていれば大丈夫ですが、BT9メイクラックモンヴィシャスモードをBT8フレイムヘルサイズで釣り上げる動きと、ST10エンジェウーモンでアタックを阻害される動きはこちらの速度を大きく削ぐものとなっています。相手のセキュリティに怯えることなく、早めに勝負を決めにいきましょう。

最後に

というわけでダークナイトモン10.5弾に関する雑多な説明でした。
使用プレイヤーは多くなかった印象のあるダークナイトモンですが、現環境の最終的な立ち位置は中々悪くなかったと思っています。

だからこそエボリューションカップを勝ちきれなかったのは悔しいですが、好きなデジモンで勝とうと頭を悩ませていた期間はとても楽しかったですし、いい経験になったと思います。

11弾では強化カードも数枚参入することですし、まだまだこのデッキで遊べそうなので、楽しみです。

では。

9/30に開封配信やる予定なので、こちらも是非


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