嫁と遊ぶブースターブリッツ(1)〜導入説明・灯争大戦編
〇それは唐突に、夫から切り出された話だった。
(^v^): 〈ブースターブリッツ〉で遊ぼう!!
( ″ >: うん。うん? ぶーすたー… なに?
〇それは1パックから遊べる、簡単構築対戦だ!
( ″ > : マジックのブースターパックを1人1パック使って、3枚のデッキを4つ作って戦う遊び… それがぶーすたー… ぶりっつ。
(^v^): パック内のカードは、おまけのトークンと土地のカードを除けば14枚だからね。3枚が4セット(余り2枚)できるよ。
〇ルール① わずか5点のライフと、無限のマナ!
( ″ > : マナが無限… 無限!? 本来は土地からマナを細々と引き出すのに、ぶーすたーぶりっつではマナ無限!?
(^v^): そうそう! でもライフは5点だけだから、一瞬の勝負だよ! お手軽対戦なのだ!
〇ルール② カード3枚の組み合わせで、相手を倒せ!
(^v^): 1パックで全4ゲーム! 相手より多く勝利しよう!
( ″ > : ふむふむ。つまりつまり…
(^v^): どうかな~?
( ″ > : 夫を倒せばいいんだね!
( ’ v ’ ): まあ… あの…
(^^>: 夫を倒せばいいんだ!!
( ’ v ’ ): その… まあ… はい…
〇灯争大戦でブースターブリッツ!
今回は〈灯争大戦〉のブースターパックで遊んだ。以下は、印象深かった試合をまとめたものになる。
〇ケース① 「アショク疾走」
何かが急に走ってきた…
突如として強化された「イカみたいな足の奴」が速攻を仕掛けてきて、夫は手札の3枚を一切使うことなく、あっという間にボコられてしまった。
うまくコンボが決まると、開始1ターンで相手を倒してしまう〈ワンターンキル〉が発生する。ライフは5点しかないため、ブースターブリッツでは珍しくない光景となる。
〇ケース② 「サルカンで丸焼き(ごめんよ)」
すまぬ。勝ちました。
少ないライフポイント戦で、相手を直接狙える火力呪文は大変強力である。普段のデッキ構築だったら「唱えるのが大変だから…」と採用を遠慮する呪文も、無限のマナの前では問題なし。
こういった即死カードを喰らわないためにも、「相手の呪文を打ち消す」カードが必要なのだが、そう都合よく3枚の中にあるとも限らず… 無情の敗北を与えてしまう。すまぬよ。
〇ケース③ 「ズタボロ手札」
手札がなくちゃ、何もできないよ~
わずか3枚のカードの組み合わせで戦うのに、内2枚を選んで捨てられた。残った一番頼りないカードは見事に処理され、無力感を噛みしめるだけとなった。
〇ケース④ 「勝利ある犠牲(ごめんチャンドラ)」
やる気溢れるチャンドラの全元気を、相手に投げつけるのだ。
2枚のカードでコンボになり、片一方を犠牲にしつつ相手に全力をぶつけるのは絵としても面白かった。やられるカードはたまったものじゃないが。
〇戦いの末に
( ″ > : 死… 死んでる!!
( ’ v ’ ): お互いに…!! 死にまくっている!!!( ″ > : 唐突な死がおもしろすぎる…!!
〇楽しかったブースターブリッツ
ブースターブリッツは、見た目以上に戦略深く、鋭い駆け引きが発生する…
そうなのだが、今回目立ったのはカードパックの引きの良さと、先手で相手の心をへし折れるかであった。
そういった運の勝負もあったけど、派手でドカンとした決着以外にも、地味に地味に相手より優位に立つことが勝負になった。色んな側面が感じられる面白いゲームであった。
開けた1パックの中で考えられる様々なことが面白かった。どんな一撃コンボが作れるか。 この地味で勝ち目の薄いデッキが、相手のもっと地味で勝ちを捨てたデッキに巡り合えるか。 このカードの先手使用によって、どれだけ相手の顔が歪むか… デッキ作りがとても楽しい。
パック開封、デッキ作成、対戦… マジックの楽しさが随所に凝縮されており、ブースターブリッツは手軽さの割りに大変魅力ある遊び方だった。
〇ブースターブリッツのすすめ
1パックで4回も遊べて、普段使わないカードもいっぱい触れて、マジックのさらなる魅力に気づかされる。 ブースターブリッツ、おもしろいよ!! 是非にと言うなら試すがいいよ!
おもしろ試合が出来る度に、また記事にしていきます。
つづく。