「魔法の呪文」と作曲の秘密
僕はこの曲のことを一言で表す際に
「全季節対応型・サマーチューン」と呼んでいます。…そんな矛盾はさておき。
製作の際に参考にしたのはサザンオールスターズ。サビ前のキメ部分のオマージュに気づいた人、いるかな。いて欲しいな〜。
さて、日本のヒットソングは王道進行(というコード進行)に支えられて出来ている、というのは一部ではとっくに語り尽くされた超有名な話だったりしますが。
実はこの曲も、まさしく王道進行(をちょっとイジったもの)で作られています。
この話をひとたび耳にしたミュージシャンは、簡単に名曲を作れてしまう王道進行を忌避し、簡単には作れない名曲を生み出そうと頑張ってしまうわけです。
かくいう僕も、最初から
「王道進行で作ろう!」
などと意気込んで曲を作るのは"音楽家としてのプライドが許さない"みたいな感覚があったので、避けていました。
が、
しかし、
ふと。
「避けているとか言って、本当は作れないだけじゃないの?」
…と思ってしまったが最後。
やってやろうじゃないの、ということで。
普段は
①メロディと仮歌詞②コード進行③楽器アレンジ④歌詞
の順で作曲するのですが、今回は
①コード進行②メロディと仮歌詞③楽器アレンジ④歌詞
で作ってみることにしました。
結果から言うと、わたくし史上、一番の難産。
王道進行の曲は、この世界、特に日本にはもう居場所を作れないほどありふれています。
そう、頑張ってメロディを載せても「どこかで聴いたことある…」になってしまうのです。要は、オリジナリティを出し辛いわけです。
散々「王道進行みたいなお手軽名曲生産ツール、使ったら負け」みたいなことを思っていたのもあり、まさか自分がこんなことで躓くなんて、と酷くショックを受けました。
…でもご安心下さい。
ここまで語っておいて何ですが、見つけてしまいました。解決策。
そこからはスラスラとまとまり、結局はポンと最高の曲に仕上がったというわけです。
その『解決策』が何なのかっていうのは、この曲のサビを歌詞込みで口ずさんでみれば、分かるかもしれません。
興味のある方は是非、おためしあれ。🐏
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