ドイツから日本へ帰国、1年で長野移住した理由
2017年8月に5年間住んだドイツ・BAD SODENという小さな町から千葉県松戸市へ引っ越す。
松戸に住んだキッカケ
当時ドイツに住んでいたため、部屋探しの時間が2日しかなく、good roomでおすすめされた物件にエイヤーで決めました。(見たのは3件ほど)
なんの縁もゆかりもなく、ただ仕事をする都内に近ければいい。そんな感じで久しぶりの日本の生活を1年間ほど満喫。仕事は順調、四川フェスも二日で6.5万人来るほど大成功、長期的契約するクライアントも増えました。
フリーランスから法人化へ
帰国して間もなく、日本のクライアントも増えてきたため、そろそろ法人化しようと思い、妻の中川チカと一緒に時色 TOKiiRO 株式会社を設立。会社のテーマは「人生を彩る体験をつくる」。
食べることしかしない四川省へ行く四川料理食べ歩きツアー、大人の文化祭をつくる四川フェス、青島ビールの歌・・・など手がけているプロジェクトは複数ありますが、どれも自分が感じた「おもしろい!」を体現するプロジェクトです。
仕事をどんどん加速させ、大きな仕事をするのか?
日本帰国後はビジネスチャンスも多く、大企業からその業界のプロのようなしぶい企業の方たちと沢山会いました。手帳のスケジュールは予定でぎっしり、夜は飲み会や会食。
朝は打合せのために常磐線~千代田線の満員電車で都内へ通勤。移動中の時間はfacebook、Twitterをやり本を読み、情報をインプットする。
売上は右肩上がり。ただし、自分の時間がなかなかとれない。なら、そろそろ人を入れた方がいい、人を雇う時期だ。そして、会社を大きく、仕事を大きくしよう・・・
しかし、これでいいのか?また同じところへ向かっていないか。
一体何のために日本に帰ってきたのか?
30歳前半の時代、いつも帰宅が24時を超えるアホみたいに忙しいSEの仕事をしていました。プロジェクトマネージャーになり、日本にいるメンバー(15名ぐらい)、成都オフショア(50人ぐらい)のプロジェクトを管理。
25歳からシステム開発の世界に入り、四川省でITスキルゼロから中国語で勉強し、キャリアをスタート。約8年の年月を費やし、どんどんスキルアップ。一応、目標としたプロジェクトマネージャーとなり、1億円規模のプロジェクトを運営。
しかし、アホみたいに忙しく、自分の時間もありゃしない。このまま40歳になり、同じ仕事をしたいのか?と自分に問いかけると結果はマジでNO!!!!!!
なら、好きなことを仕事にしよう!!と会社をやめ、四川へ行き、四川料理の取材に明け暮れる。そして、ドイツに移住し、四川料理に特化したWEBサイトをリリース。本を出版、イベントを行い、麻辣連盟という謎のコミュニティを作り、万人規模の四川フェスを作り、四川省公認の四川料理の専門家となり、2018年夏に空前のしびれブームを作った火付け役となる。
好きなことを仕事にし、全然食っていけている。年収もサラリーマンの2倍以上、ストレスはほぼない。ただ、また忙しくなりすぎ、ドイツに行く前のサラリーマン時代のような生活になってしまった。。。
そうだ、場所を変えよう!
ゼロから生み出し、好きな仕事で稼げるようになった。自分で仕事を作るスキルも身についた。次に得たいものは「暮らしを楽しむ」ということ。
都内を中心に仕事をすると刺激的で常に新しく、人も活気も技術もトレンドもすべてがあり、ビジネスと仕事に夢中になってしまう。もちろんそういう世界も大好きなんですが、ぼくら二人がとった決断は「場所を変える」ということでした。
・毎日、電車にのり仕事をする生活をやめよう、オンラインミーティングでいいんじゃないか?
・家をもっといい空間にして、家でじっくりと仕事をすればいいよね
・自然を感じられて、自分のペースで生活ができること
・ただ、都内にも月3~4回ぐらいは通えること
何の縁もゆかりもない、長野県富士見町へ移住
初めは海があって、穏やかな生活ができそうな湘南の先の「二宮」に引っ越す予定でしたが、東京から近くて、文化圏も同じような気がする。
もっと遠くで全然違う世界はないのか?と探した出したのが長野県でした。そして、チカが偶然「森のオフィス」をみつけて、テレワーク支援を発見。
試しに早速、応募してみる。数日後、書類審査が通る。どんなところかまったくわからなかったので、まずは長野県富士見町へいってみることに。
その時、富士見町の隣にある原村の別荘で1泊。その場所があまりにもきれいでゆったりとしていて、自然的。さらに家の質がすごくいい。日本にもこんな世界があるのか?と二人して驚く。
二人の心が動き。この場所で住もう!と決断。
その後、森のオフィスへ行き、面談。無事にテレワーク支援を受け、もう後戻りはできなくなりました。
田舎暮らしというより、働き方を変えるため
人生の中で仕事はかなりの時間を費やす大事な要素。例えば仕事がおもしろなければ人生の半分ぐらいはおもしろくない。
今、ぼくは自分の好きな仕事をしています。好きな四川料理の記事を書いたり、四川フェスを企画したり。四川料理プロジェクトで培ったノウハウを企業にあてはめてWEB戦略を練り、コンサル、メディア作りをサポートしたり。
この人おもしろいな!と思えばとりあえずメッセージしてコラボを打診。それを記事にしたり、四川フェスという場で何か一緒にやったり。
大企業から商品開発の話ももらいつつ、ワクワクする仕事をしています。
そして、長野へ移住してから
・電車で通勤する往復2時間→家から森のオフィスまで10分間歩く時間に置き換わった。
・いいデザイン、刺激的で心にささる広告は見ず、どーんとした八ヶ岳と紅葉した森を見る
・Rettyや食べログでどこのお店がいいか?調べて歩き回る時間がなくなり、家で健康的な食事をする
・田舎の感じにあきて、刺激がほしくなれば東京出張をいれればよい。電車、バスで2時間でいけるし
といった感じです。
最後に、類は友を呼ぶ
そんなぼくらと価値観が似ている人たちが集まっているのが森のオフィスにいる人たち(と思う)。
長野へきて、四川料理プロジェクトはどう大きくなるのか?それとも新しいことに夢中になるのか、横展開して別のことをするのか。
これから自分のペースで暮らしを作りがら、理想の暮らしを作っていきます。久しぶりに超楽しみな展開です!!!
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