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I've Never Been to Me(愛はかげろうのように)-Charlene-

再発売されて注目された曲

I've Never Been To Me(愛はかげろうのように)


「Charlene(シャリーン)」の代表曲と言えばこの曲です。

この曲は1977年にリリースされた
デビューアルバム「Charlene」の2曲目に収録されていました。

1977年に3枚目のシングル盤として
当初発売されたこの曲は、
ビルボードで97位と振るわず、
ほとんど日の目を見る事がありませんでした。

所が1982年にラジオで偶然流したところ、
人気が急上昇し、再度シングル盤がリリースされ、
イギリスで1位、オーストラリアで6週間1位
アメリカで3位と大ヒットしたのです。


他のシンガーもオリジナルとしてリリース

「I've Never Been To Me」という曲を最初にリリースしたのは、
「Randy Crawford」で、1976年に「Everything Must Change」に
収録されています。

Randy Crawford I've Never Been To Me

オリジナルは、「Charlene(シャリーン)」の様な儚さより、
力強さを感じる歌い方をしています。


また、1977年には、「Nancy Wilson(ナンシー・ウィルソン)」、
「Walter Jackson(ウォルター・ジャクソン)」が
競作という形でリリースしています。


珍しいのは男性シンガー「Walter Jackson(ウォルター・ジャクソン)」が
歌っているバージョンで、聞いてみると渋さの中に儚さが漂っていて、
素敵な曲の仕上がっています。

Walter Jackson I've Never Been To Me


このほかに、1978年には、「Mary MacGregor(メアリー・マグレガー)」、
「Marti Caine(マーティ・ケイン)」、ドイツのシンガー「Mary Roos(マリー・ロース)」
がリリースしていました。


なぜ、Charleneのバ-ジョンが残ったか

一番の要因は、聴きやすさかもしれませんね。

力強さもなく、渋さもなく、適度な儚さと、
「Charlene(シャリーン)」のささやくような
歌声が多くの人の耳に残ったのでしょう。


歌詞を見ていると結構哲学的かなって思うんです。

実際に色々なところを旅したり、
それなりの贅沢もしているのですが、
どうしても自分自身が、何者か分からない。

メロディラインと歌詞の内容から考えても、
「Charlene(シャリーン)」の曲が
スタンダードになった理由が正直よく判りません。

でも、名曲って理屈ではない事を
この曲は証明しています。

特に多くの日本人は、
歌詞の内容を把握していないと思います。

それでも多くの日本人に愛されている1曲なのです。

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デビューアルバム 「Charlene」

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