お金がほしけりゃ「金」を出せ。 「金」がなければ「知恵」を出せ。 「知恵」もなければ「時間」を出せ。
五反田明駿です。
ビジネスをしているとよく聞く言葉。
要するに、お金を稼ぎたければ、原資として
お金を出せ、投資資金を出せ、と。
もし、元手がなければ、アイデアを出してみろと。
そしてお金もアイデアもなければ、労働して
つまり自分の時間を差し出してお金を稼げ、と。
お金を稼ぐにはこの3つの原資が必要なんだ
けれど、この言葉で重要なのは、これら原資の
並び順。
つまり、持っている人が少ない、あるいは
貴重なリソース順に並んでいるということ。
お金を持っている人は圧倒的に少ない。
知恵を持っている人も比較的少ない。
時間はほぼすべての人が持っている。
(時間を差し出す気概のある人は少ないけれど)
で、ここからがさらに重要で、ビジネスの
利益分配って
80%:お金を出す人(出資者)
16%:知恵を出す人(発起人)
4%:時間を出す人(労働者)
という感じになる。
貴重なリソースを差し出している人がたくさん
利益をもらえるということね。
これは当然のことだけど、大きな問題点がある。
それは、お金を持っている人にどんどんお金が
集まって貧富の差が拡大していくということ。
これを防ぐために
1)所得再分配の仕組み(税金制度)
2)労働者保護の法律
がある。
ただ、ピケティ先生が指摘しているように、
15年間の各国の納税記録を調べてみると、
所得再分配をしても、労働者を保護しても、
結局は
(資本収益率)>(経済成長率)
となって、お金があるところにお金が集まる
のは変わってないみたい。
ということで、世の中に不満をぶつけても、
お金のあるところにお金が集まるから・・・
まずは労働力を他の人よりもたくさん差し出して
お金を集めていくことが大切なんじゃないかなと
思っているところ。
で、できれば、知恵を身につけるために本を
大量に読破したり、自分が目指す場所にいる
方々と関わるのも必要なんじゃないかと考えている。
ちょっとしたTipsだけど、時間にしても知恵に
しても、出す人はほとんどいないから、ちょっと
がんばれば大丈夫かも。
【五反田明駿:関連リンク】
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