【日記】|3年間夢見ていたことが実際に起きた日
別れてから丸3年。それっきりだった元彼から連絡が来た。
夜勤中、業務がひと段落ついて何となくインスタdm欄を開いてみた。
普段dmでやりとりすることはないから通知設定もしていなかったし、開くことも早々なかったから本当にたまたま開いた。
すると一件、3分前に来たdmが表示されている。目玉が落ちそうだった。もう叫びたかった。走り出したかった。飛び跳ねたかった。
ずっとずーっと夢見ていたことだったから。
別れたのには、それなりの原因も理由もあった。だけど納得してすっきりした気持ではなかった。なんだかやり残したことが沢山あるような。すっきりしていない部分に関しては、彼もきっと同じだったと思う。
「神戸に住んでるん?」
これが1通目。
彼とは本当は大学の卒業式で久しぶり!なんて話したかったのだけれど、やっぱり勇気がでなくて、でも一緒に同じ夢を追い続けて頑張ってきた期間があって、これからも同じように頑張っているのだと少しでも知りたくて卒業式を終えて1週間後、3年ぶりにインスタをフォローしたみた。彼には私と別れてからすぐに新しく彼女ができたし、まだ続いているし、返ってこない確率の方が高いと始めから諦めながらタップしたのに、割とすぐにフォローが返ってきて驚いた。私は、彼に向けてではなくこれまで通りお引越しした神戸のお家での生活をストーリーに記録として挙げていた。彼の住む神戸。
来たdmに対してあまりにもすぐに返すのはなんだか恥ずかしいなあと思いつつ、向こうから連絡してきてくれたし、一度返してみて、次にどのペースで来るのか見てみようという気持ちで割とすぐに返したの。
そしたらまたすぐに返ってきて、”あ、これは話しても大丈夫なんだ”と思った。久しぶりに話せていることが嬉しくて、あまりグイグイいかないようにしつつ当たり障りのない質問を繰り返して会話を繋ぐ。また、彼の方も返事して質問して。彼は彼女とうまくいっていないとか、寂しいとか、全然そんなのではなく、単に本当に私の事情をよく知っているから心配でいてくれたのだと思う。実際に、”家族とはうまくやれてるん?””応援してることだけは信じて。””一緒に頑張れる人やと思ってる”なんて言葉をかけてくれて。なんだかとっても救われた気がした。ここ最近、同居人のことで沢山思い悩んでいたけど、離れていてもこんな風に心配してくれていて、近い人よりも私を分かってくれている人がいるのだと嬉しくなった。
しばらく話したところで、”そういえば彼最近東野圭吾の記念すべき100冊目の本買ったってストーリー挙げてたなあ”なんて思い出して、よく共通の本を読んだり貸し合いっこしてたから「東野圭吾の本感想教えて🌸」って言ってみたの。そしたら「本貸すで。」って。これまた目が落っこちた。
それだけじゃなくて、お互いに多趣味で共通の趣味がほとんどなんだけど、
その中でも知らなかった彼の最近趣味がレコードらしくて、奇遇にも私もレコードプレイヤーを持っていて興味を持ち始めているときだったから、その話をしてみたら、「レコード聴いてほしいわ~」なんて返ってきて。
詳しい日程は決まらなかったけれど、「えー!借りたい!」、「貸すついでに仕事の話もできるし。」なんて会話が単純に嬉しかった。
嬉しかったなあ。もうその言葉だけ。
気が付いたら1時間は話しっぱなしだった、私の頭の中に同居人のことなんて一ミリもよぎらなかった。なんなら同居人からの連絡なんて忘れていた。
私は大丈夫だ。同居人と私だけの小さな小さな世界で、私の存在意義を確かめては苦しんでなんてことはもうしなくて良い。趣味を一緒に楽しめる人も、同じように頑張っている人もいる。それだけじゃなくて離れていても私を気にかけてくれている人もいる。ちゃんと周りを見渡して前を向いて歩く!