始まっているよ、今日のわたし No.3 気持ちが塞ぐ朝、落ち着く夜。
朝は世の中が動き出す時間。
社会に飛び出して行く人たちを
羨ましく見ながら自分の人生を
ため息まじりに何やってんだと呟く朝。
私の朝は怠くて哀しい。
1度起きて猫にご飯をあげる。
また布団にもぐる。
ぐるぐる丸く小さくなって眠る。
次に目覚めると
首と肩と腰が凄く凝っている。
また情けなくなる。
脳が起きるのを拒否してるようで固まっている感じ。
いかん、いかん、これじゃ、ボケ加速だと焦る。
夕方頃になって、やっと心身の呼吸が整ってくると
気持ちも整って、片付けやら
刺繍やら読書やらをする気力が出てくる。
こんなんじゃダメなのよ。
もっと朝から時間をたっぷり使って
生きることを楽しまなくちゃ。
前はアロマキャンドルが好きだったけれど、
猫を飼うようになって、アロマは良くないと知り
傍にいる時は付けないようになったし、
ハンドクリームも、猫が舐めたらよくないから
香りのいいものはNGとなってしまった。
カサカサだ。
カサカサだと
ああ、おばあさんの手だと凹む。
シワシワの自分を愛しいと思える生活を創造しなきゃ。
見た目じゃない、心のあり様。
精神の美しい女性。
・・・高齢女性。
明日、ハーブティーを買って来よう。
落ち着いて、ゆっくりと朝を過ごして
私は私の1日を創造しよう。
昔、妹とウインドーショッピングをしていたら
お店の方に
「良いですね、先程からずっと笑顔ですね、素敵です」と
くすぐったくなる言葉を頂いたことがある。
私にもそんな瞬間があったのだ。
やっぱり朝は笑顔で始まるのが良い。