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小さいけれど消えないわだかまり

私はずっと親と同居の生活を送って来たので、独立した大人ではなく、
「こども」の大人。

パートナーもいないので、「彼女」でも「妻」でもないし、
子供もいないので「お母さん」でもない。
孫もいないので「おばあちゃん」でもない。

親にとっての「娘」でしかありません。

若い頃は、スーパーで買い物をしていると
お店の方に「奥さん」と呼ばれることがあり、
否定して「行き遅れ」「結婚していないのか?」と思われたくない
と、物凄い自意識過剰反応を示していました。
主婦を演じながら。

高校の小さなクラス会をした時に、独身は私一人。
「良い人いないの~?」なんてのは、
もはや挨拶程度なので痛みは小さい。

それでも平気では無いです。
「おひとりさま」人生を選んだのではなく、
そうなっちゃっただけですから。

その時にやっぱり「良い人、いないの~?」と聞かれ
「いないよ~」と軽く流したら
「誰かいないかな~?あっ、一人いないことはないけど、
○○(私の名)より年上なんだけど、子供が欲しいなんて言ってるんだよね、(私には)もう無理じゃん…自分だっていい年なのにさ~。
誰か他にいないかな~」と。

傷ついた。昔の友人からのハラスメント。
いや、本人はそれがハラスメントなんて露とも思っていないとわかるから
余計にね。

クラス会に行くと、たいていが子供の話だった。
一応にこやかに聞いて参加していたけれど、
部外者感は拭えなかった。

女性に限らず、男性だってそうだろうし、
ご自身のLGBTをオープンに出来ずにいらっしゃる方にしても。

変に気遣いされても困るし、なんで?なんで?と好奇心を持たれるのも困る。

自意識過剰な私はいつまでもチマチマと気にしているのであった。

勝手ながら、心の中のわだかまりを書き出したことで少し楽になりました。

さてと、介護中の母の昼食作りに戻ります。


皆様におかれましては、良い1日を。