【20代前半】人脈拡充・スキル磨きたい港区女子、ITベンチャーでリア充
今回のケースは、毎日Excel入力ばかりする単調な事務職に嫌気した港区女子Kさんが「もう退屈な仕事は嫌!」とITベンチャーに飛び込み、リア充を確保した話です。女子高から有名私立大に進み、学生時代はモテモテだったというKさん。退屈な日々から脱したストーリーとは―。
まず、Kさんのスペックを紹介しましょう。
[年齢]20代前半
[年収]450万円
[職場]独立系IT
[担当]営業
恩師のススメ、港区女子が我慢できなかった退屈
誰もがすれ違いざまに振り向くほどの美貌を兼ね揃えるKさんは、関西出身の港区女子です。念願の大学合格を機に上京し、東京・港区内で一人暮らしをするKさんはゼミの担当教授の薦めを頼りに就職することになりました。
しかし、入社後はミスマッチに苦しみます。未上場ながら大規模事業を展開している会社は国立大や有名私立大の卒業生も多く、「できる人」を感じさせる先輩社員たちが揃っていました。「この会社なら働くのは楽しいかも」。そう思い始めていた時、Kさんは上司からの思わぬ指示に驚きました。
電話対応、あとはExcel入力に嫌気
「とりあえず、Kさんの仕事は電話やメール対応ね。あと、Excelへのデータ入力も」。使用期間中は仕方ないと何度も自分に言い聞かせました。でも、3カ月が過ぎ、半年を超えても自分が望む仕事どころか、単純作業ばかりを命じられます。
「こんなことをやるために大学を出たんじゃないのに!」
「私はこんなことをやるために大学を出たんじゃないのに・・・」。イライラが募り、ひとり言をこぼすことが多くなったKさん。愛犬が待つ部屋に帰ってはコンビニ弁当を食べ、寝て起きるだけの生活。もはや、自分が憧れた「港区女子」の姿はありません。さすがに1年が経った頃、母校の教授を訪ねて退職することを伝えました。
コンビニ飯を脱却!仕事で外にいる方が楽しい
Kさんの転職先は独立系IT企業で、初めて営業を担うことになりました。賞与(2回)を含めて年収は450万円で、前職より低くなりましたが、やり甲斐は違います。「クーラーがきいた職場に閉じこもって単純作業ばかりさせられるよりも、外に営業に出られるのは気持ちが良い。色々な人に出逢い、自分のスキルアップを目指しています。最近は少し余裕ができてジムやヨガにも通っています」。
収入は低くなったものの、コンビニ飯から脱却したKさん。手作りの弁当を会社に持参し、健康に気をつけながらOL生活を満喫。帰宅後は近くの公園で愛犬と散歩するようになってリア充を楽しんでいるようです。