飛ばないジェット機 その2
当時は日本もバブルの真っ只中で、GMビルの半分を三菱が買収したりしていた。アメリカ人にとっては象徴的な出来事でもありました。
「株式の51%を取得しただけだろう。調子に乗ってると言う感じではあるな。」
「金が余っていて使い道に困ってるだけだろう。」
と同僚達と良く話をしたものでった。当時はバブル等と言う言葉も無かったが、日本の勢いは凄いものがあった。土地ばかりが高くなって、株式もですがもっと⌒の時期に何か大きなマスタープランの様なものがあったらと思うのですが、後の祭りです。作れないのは飛行機だけと言う感じで日本中が浮わついていた感じだった。本当の豊さとは何だろうかと考えさせる事も多かったです。その上にジャパンアズナンバーワンとか持ち上げられて日本流の経営の勝利を、我が世の春を謳歌していた。
自動車も家電製品もメードインジャパンは世界中を席捲し、企画大量生産に特化した企業経営は頂点を迎えようとしていたかな思えた。