療育現場からのつぶやき(12)
さて7月です。
お子さんたちの水筒から、カラカラと涼しげな氷の音が聞こえてくる季節になりました😊
先日、療育を担当した一年生のお子さん。
初対面にも関わらず、たくさんお話してくれたのですが、その中で、
「子どもなんか、いらんやん❓️」という発言が出てきました。
どうしてそう思うの❓️と聞いたら、
僕はもっとお母ちゃんと一緒に遊びたいのに、それを言ったら「無理❗️」って言われるねん。
そんなんやったら、子どもがいなくてもいいってことやろ❓️と。
話してくれてありがとう😊
お母さんに○○君の気持ち、先生から伝えてもいいかな❓️と聞いたら、
「先生、お母ちゃんに言って❗️」とのこと。
そこで、後で迎えに来られたお母さんに伝えたら、まず、お子さんがたくさん話をしたことに驚かれ、
それから「無理」って言ってるのは、あの子が甘えて、立ってる私に抱きついてぶら下がってきて重いから、その抱っこは無理、っていう意味だったんです、と。
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子どものまっすぐな感情と思考に感動し、
お母さんの言葉の真意を捉え違えて傷付いている彼の心に悲しくなり、
母親がゆっくり子どもの話を聴く時間が取れない現代社会に腹が立ち、
解決の糸口みたいなものが少し見えて、嬉しくもなり。
次回また彼に会うのが楽しみだな。
お母ちゃん、「無理」って言わなくなった❓️って聞いたら、なんて答えてくれるのかな。
言わなくなった、と笑顔で教えてくれたら嬉しいな♥️
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こんな風に、言葉が足りなくて意図せず誰かを傷つけてきたこともあるだろうし、
過去に私が傷ついたやり取りも、相手はそんなつもりじゃなかったこともあるだろうし。
言葉▪表情▪物腰。
自分が発信するコミュニケーションの全てを大切にしたいな、と見直すキッカケをもらえた一件でした✨