留学決意〜旅立ちまでの道のり②TOEFL地獄編
授業が始まるまでにこのシリーズを書き終えるのが最近の目標です。
今回は以下の全体像の中の②TOEFL地獄編をお届けします。
TOEFL対策
留学を決意するきっかけを与えてくれた友人が、私がTOEFL対策を始める際に丁寧にアドバイスをくれたので、そのアドバイスも踏まえながら書きたいと思います。
モットーは低コスト
大前提として、私は受験にお金をかけたくなかったので(失敗したら次年度はお金をかけようと思っていました)、最低限のコストだけかけるという前提の対策になっています。
今回の留学自体、私費で行くのが決まっていたのでコストは切り詰めたかったのです。
では、具体的な対策方法について述べていきたいと思います。
STEP1: 全体像の把握(ETS公認ガイド)
TOEFL自体を受験したことがなかったので、どんなテスト形式なのかという全体像と流れを把握するために以下のオフィシャルガイドを購入しました。
模擬試験も入っているので、とりあえず腕試しも兼ねて一度トライするのもいいかもしれません。
ただし、ここに掲載されている問題は本番の試験よりも若干簡単なレベルになっている印象を受けたのでその点は念頭に置いておいた方がよろしいかと思います。
STEP2: 単語の習得(TOEFLテスト英単語3800&WordHolic)
続いて単語です。TOEFLは海外の大学受験にも使われるため、日常会話というよりも学校の講義で使われそうな学術的で小難しい単語がよく出てきます。
この単語帳はTOEFLに特化しているため、こちらの本をマスターすることは非常に大事だと思います。
この単語帳はチャプターが分かれていて進むごとに難しくなっていくイメージです。目指す点数のレベルにもよりますが、私の場合は単語がわからなくて思考がストップするリスクを減らしたかったので一冊コンプリートすることを目標に毎日コツコツ進めました。
単語の覚え方は人それぞれだと思いますが、ご参考までに私のやり方を。
最終的にはチェックまみれになったのが懐かしいです。(それほど知らない単語が多かった)
あと、いちいち本を持ち歩くのも面倒だったので何回か繰り返しても覚えられない単語や、実践問題を解く中で出会った不明な単語はアプリに追加して隙間時間にできるようにしていました。
このアプリはシンプルな作りで使いやすいです。
また、単語帳でやっていたみたいにチェックをつけられる(そのチェックした単語だけを見ることも可能)ので使い勝手も良くおすすめです。
なんなら渡米した今でも活用していて、日常会話で使える便利フレーズとかをフォルダに分けて追加したりしています。
STEP3: ひたすら実践(公式問題集・中国のサイト)
単語を覚えたら(私の場合は単語を覚えながら)、あとはとにかく実践あるのみです。
Reading/ Listening/ Speaking/ Writing の各セクションの形式を身体に馴染ませながら、新しい単語も覚えていきます。
正式ルートとしてはETSが出版している公式問題集を解くのがいいんでしょうが、お値段もそれなりにしますし、私は中国のサイトを使っていました。
過去問が50セット以上あり、本番と同様の形式でできる(PC画面の表示や操作もほぼ同じ)という実践にはうってつけのサイトです。
ただし、違法サイトに分類されるかと思うので自己責任でのご利用をお願いします。
(参考:https://www.path-to-success.net/china-tpo-pc)
その他: ライティング/スピーキング対策(Youtube・Grammarly・模擬テスト)
この2つは、リーディングやリスニングと違って正解が1つではありません。
自分の音声や文章がTOEFLの採点官に評価されてスコアがつくため、どのようなポイントを押さえて回答すべきか理解することが重要です。
そのためにも、自分なりの型を作っておくことをお勧めします。もちろんガチガチに固めすぎる必要はないですが、各回答の冒頭の型が決まっているだけでそれを書いている/話している間に、設問の回答内容を考えられるので時間稼ぎにもなって助かります。
実際にどんな型を作るといいのか?については、私はYoutubeを活用しました。”TOEFL ライティング/スピーキング テンプレ”などで検索すると、色々な方の型を知ることができるので、それらを参考にしながら自分の描きやすい/話しやすい語彙や文章の構成に直してオリジナルを作成しました。
また、それに加えてライティングはGrammarlyを使って文法的なミスやスペルチェックを入れていました。
型がある程度定まってきたら、以下の模擬テストでセクションごとに実践をしました。
その他、有料の添削サービスやエージェントなどもあると思いますが、無料&自力でやろうと思うと上記のような方法が私のベストでした。
TOEFL受験
会場選びも重要
TOEFLは入室順にテストを開始するため、隣の人がスピーキングテストに突入するとその人の回答を横で聞きながら自分はリスニングテストを行う、みたいな状況が普通に発生します。集中力保つの大変です・・・。
音を遮断するヘッドフォンや各個人間のパーテーションの有無などは受験会場によって異なるため、事前に調べた上で予約することをお勧めします。
オススメの会場:御茶ノ水ソラシティテストセンター
私は全て御茶ノ水ソラシティテストセンターで受験しました。
他の会場を経験していないため、比較はできないですが遮音ヘッドフォンもありますし、パーテーションもついていますし、会場も広くて受験者数が少なければ隣が空いているなんてケースもあったので、極めて集中しやすい環境が整っていたと思います。
受験回数とスコアの推移
出願の締切から逆算し私は合計6回受験しました。(さようなら約20万円)
スコアは決して胸を張れるものではありませんが、リアルな推移として恥を偲んで書きます。
私の場合、スピーキングは安定していましたが、特にリーディングが不安定でトピックによって相性の良し悪しが明確に分かれてしまっていたようです。
まとめ
今回は留学にあたって最初の関門になるTOEFLについての記事をお届けしました。
私のTOEFLのスコアだけでは出願要件を満たせない学校があったので、12月以降に追加でDuolingoという別のテストも受け、そのスコアを使って出願したところもあります。こちらについては番外編として別の記事で触れようと思いますので、今回はこの辺で。