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留学決意〜旅立ちまでの道のり③書類準備編

このシリーズの山場に来ました。③(学校への出願)書類準備編です。
全体スケジュールを再掲しておきます。

出願に必要な書類

出願する学校やコース、国等によって必要な書類は異なるかと思いますが今回私が準備したものは以下です。

・TOEFLスコア
・SOP(志望動機書)
・履歴書
・推薦状
・ポートフォリオ
・ビデオエッセー(Zoomインタビュー)
・大学の成績証明書/卒業証明書

どうやって準備したか

出願書類を私がどのように準備していったかを書く前にお伝えしておくべきこととしては、私は低コストをモットーに準備したという点です。というのも私費留学で行くことが確定していたため、アメリカの学校の学費を知って財布の紐が一気に固くならざるを得ませんでした・・・。

海外大学の留学をサポートしてくれるエージェントや有償添削サービスの存在は知っていましたが、コストをできるだけ削るべく私は有償のものは使わずに、友人や知人にお願いしてレビューしていただく形で進めていきました。ここに書いている内容は、そういったレビュー過程の中での学びや気づきばっかりです。ご協力していただいた心優しい皆さん、本当にありがとうございました!!人生の恩人です。

出願書類は全体統一を図るべし

これから個々の書類についてどんな風に準備したか、気をつけるべきポイントなどを書いていきます。が、それ以前に大事なこととしては、出願書類全体を通して自分の何をどのエピソード(実績)をもとにアピールするのか?という全体の方向性を決めておくことです。
SOPで述べた話がポートフォリオにも掲載されているのか、SOPで書いた自分像を裏付けるエピソードが推薦状にもあるのか、など各書類同士がきちんとリンクしていることが重要です。

では、個別の書類について次から書いていきます。

TOEFLスコア

TOEFLについては、こちらの記事で詳しく書いておりますのでよかったら覗いてください。

SOP(志望動機書)

SOP(Statement of Purpose)は出願書類の中で最も大事と言っても過言ではありません。簡単にいうと志望動機書のようなもので、なぜ自分がその学校に行きたいのか、その学校で何を学んでどうなりたいのか、学校に何が貢献できるのか、など学校への想いや自分のパッションなどを綴る書類です。

各学校ごとに細かくトピックの指示がある場合もあるので、それらも踏まえながら書くことが重要です。

自分が何を伝えたいのかを明確にすることが何よりも大切ですが、その上でいくつか注意すべきポイントがあったので以下にまとめます。

・各学校の特徴を踏まえてカスタマイズする
 
→自分が伝えたいことは主軸として同じでも、学校のカリキュラムや特色をホームページなどで調査した上で、それらを意識しながら書かないと”WHYこの学校”が弱くなる(=他の学校でもいいじゃんとなってしまう)
・冒頭で読み手の興味を惹く
 →出願書類の中で初めに読まれることが多く、また多数の出願者の中で目を留めて読んでもらえるようにするため
・簡潔な自己紹介要素も入れる
 →履歴書より先にSOPを読む人も多いため、自分が何者か?というのもSOPに含める
・専門領域外の人が読んでも分かるように書く
 →読み手が自分の専門領域に明るくないこともあるので、誰が読んでも分かるように意識して書く(その点で第三者のレビューは非常に重要)
・各段落の冒頭の文章はその段落の要点をまとめる
 →SOPにざっくり目を通す人は各段落の冒頭の文章だけをまず読んでいく。その際にストーリーが理解しやすく、かつ中身を読みたいと思ってもらえるようにするため。
・1つの文章の長さはWordで2行以内が目安/受け身形はあまり使わない/SOP全体を通して同じ単語は繰り返し使わずに言い換える
 →文章としてのテクニックですが、こういった要素も非常に重要
・SOPはフォーマルな文章
 →単語のチョイスもカジュアルなものではなく、フォーマルなものを使うのがベター

私は各学校のSOPを2人の方にレビューしていただきながら、言い回しや単語の指摘はもちろんのこと、内容に関しても学校側の立場になって読んでもらうことで客観的な指摘をたくさんいただけて何百倍もレベルアップできたと思います。各学校で10-20回ほどレビューしていただきました。

履歴書

履歴書はそもそもフォーマットから悩みましたが、シンプルなもので大丈夫です。

イメージとしてはこんな感じのものを使いました。

履歴書のイメージ

フォーマットと記載する要素(セクション)は以下を意識して書きました。

フォーマット
・本文は黒字で、その他にアクセントとして1色使う程度
・写真は不要
・文字のポイント数は小さくて10.5pt ※ただしトップの名前は大きくてOK

セクション
・職歴
・学歴
・ボランティア活動(あれば)
・言語スキル:TOEICなどのスコアを明記
・表彰(あれば)
・奨学金(あれば)
・推薦状を書いてくださった方の連絡先
・そのほかアピールできる内容(あれば)

全てのセクションにいえることなのですが、文章は1-2行でまとめ、動詞で開始するのが鉄則です。動詞に関してはAction Verbと言われるようなものを使うことが良いとされており、このようなサイトを参照しながら言いたい内容にマッチするものを選択されるとよろしいかと思います。
この辺りの点も、友人2名のレビューを5回程度依頼した記憶があります。

推薦状

続いて推薦状です。日本の受験では馴染みがないですが、海外大学の受験ではこちらもかなり重要視されています。SOPでは主観的な内容になるので、客観的に見てその人がどんな人物なのかを裏付けるような意図かと思います。
私の場合は最大3通が必要だったので、大学時代の研究室の教授1名と会社の上司2名にお願いしました。

推薦状を書いた経験のある方であれば、ある程度勝手が分かると思いますが初めての方に対してはフォーマットの準備など含めて事細かにお伝えすることをお勧めします。(結構細かいルールがあったりするので)
内容に関しては先ほども述べたようにSOPとの整合を取る必要があるため、自分がどんな人間としてアピールしたいのかを事前に考え、それに即したエピソードとともに推薦状を書いていただくように依頼すると出願書類全体のストーリーが同じ方向を向くと思います。

ポートフォリオ

デザイナー界では転職時にも使われるそうですが、デザイン畑で生きてきた私には馴染みがなく作成に時間を要しました。
デザイン系のコースに出願するため多くの学校ではポートフォリオがマストになっていました。一般的にポートフォリオはwebページ形式が多く、そこに自分の過去の作品や役割をビジュアルとしてわかりやすく見せるいわばセルフ展覧会的な感じだなと個人的には認識しています。
唯一救いだったのは、webサイトではなくPDF形式での提出も認められている点でした。なので私はPPTで作成し、それをPDFファイル化して提出しました。

とはいえ、私はデザイナーでもエンジニアでもなかったので、一般的なポートフォリオのサイトに掲載されているような目に見えるアウトプットがほぼありません。(あっても社内/クライアント向けのスライドばかり・・・)
幸いにも広告代理店時代にはデザイナーやエンジニアと協業してwebサイトなどの何かしらのアウトプット制作のプロジェクトに関与していたのでそれをいくつかピックアップすることにしました。
ただし、私の役割を明示する必要があるため、サイトをどーんと載せるのでは虚偽です。そのプロジェクトの中で、自分がどんな立場でどのように貢献してこのアウトプットが生まれたのかという自分の役割に特化してわかりやすく見せる必要があります。
どうやってわかりやすく見せるか、またそれが応募するコースとどのように関連づいているのか、そしてSOPで語っている内容の補完になっているかなど様々な要素を踏まえながら完成させていきました。

ビデオエッセー

ビデオエッセーを求められる学校もあれば、Zoomインタビュー形式の学校もありました。これはコミュニケーション能力を見るための意図で設定している学校が多いのかなと推測しています。
予め質問が与えられていて、自分で録画&編集(スクリプトをつける程度)して提出するケースもあれば、その場で質問が与えられ自動で録画が開始するようなシステムを使っている学校もありました。

自分で録画する場合は、原稿を起こしそれをレビューしてもらい話し言葉として適切かという観点でFBをもらいました。また、表情や手の使い方、発音などもビデオ固有の要素ですのでその辺りも友人にレビューしてもらって改善していきました。

大学の成績証明書/卒業証明書

こちらは、在籍していた大学から取り寄せるだけなのでシンプルです。
ホームページ経由で取り寄せられる学校が多いと思います。手元に届くまで1週間程度かかるケースもあるのでと思いますので、早めの手配がお勧めです。

最後に

今回は出願書類の準備の仕方や気をつけるポイントを、私の経験を踏まえて書かせていただきました。
実際の実物があった方がわかりやすいと思うので、もしご要望があれば有料記事としてどこかで公開などする方法も考えようかと思います。よろしければコメントに残していただければと!では今回はこの辺で。

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Mays
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