虹を見る
びゅうびゅうと窓に打ち付ける風と雨の音に慣れてきた午後
静かになっていたなぁ、とふと顔をあげると、
何と太陽光が差していた!
カーテンしめていたので気づかなかった。
西向きの机から、見返り仏様のように振り返ると
虹―――!
けっこう見事な虹――!
宿題中だったけど、一緒にベランダに出て見てみて
これはけっこう大物かもよ、いざ全容を確認すべしと、
つっかけひっかけ外へ。
一緒に廊下を走って、雨に濡れた床にすべらないよう手をつかんで。
こういうときに虹を見ることができるような大人になってほしいと思った。
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