チェロレッスン始め
正月の連休が明けて割とすぐに1月最初のチェロレッスンがあった。
アレグロ・モデラート
ちっともアレグロにならないアレグロ・モデラート(笑)。
確実に楽譜に沿った音を出すことを目指してメトロノームも少しだけゆっくりテンポに設定して練習した。
年末年始、毎日練習できたかというと、そうでもなかったかも。
「奇跡のチェロアンサンブル」で朝からバタバタしていた日はとうとう弾かなかったし、高槻に旅に出ている間はもちろん弾いていない。
でもそれ以外は1〜2時間はホルンとチェロを代わる代わる練習していた。
で、レッスンではどうだったか。
気をつけていたロングトーンの表情とか、細かいメロディでのポジション移動は、まあ止まらずに演奏できた。
できた、と思う。
ただ全体的に表情豊かには演奏できていなかったし、フレーズのつなぎ目はなんとも頼りない感じから脱却できなかった。
うまい言い方ができないけれど、
今の私がれんしゅうを重ねても、おそらく上達できるのはここまで。
・・・そんな気もしたのだ。
全曲を通してから先生も
「まあ弾きづらいところはどうしてもありますね。演奏はよくまとまってきました。完璧に演奏することがエチュードの目的ではありませんので、もう進んでいいと思いますよ。」
というわけで修了となった。
でも鈴木3巻はもう少しあるのです
練習曲としては「アレグロ・モデラート」が3巻の最終曲になる。
のだが、ここから数ページにわたって
色々な調によるスケール練習
同じ弦の上でポジションを移動する練習
トリルの練習
がある。
いくつかの調とポジション移動、トリルをして
「これはやっていきましょう。」
ということになった。
さて4巻は?
そう、実はここが密かに楽しみだったのだ。
次のテキストに進めるのだ。
・・・進める・・・と思ってたんだけど。
アレグロ・モデラートの練習と並行して4巻最初のソナタの1曲は練習してきたのだ。
最初の1曲は練習してきたので弾いてもいいですか?
1時間のレッスン時間もあと20分は残っている状況だったので、3巻最後の課題を確認するといそいそとこんなお願いをしてしまった。
最初の2小節のカデンツ、重音で早速止まってしまう。(笑)
底音は一番響かせるように。
響かせた底音の残響に上の音を乗せるように
弓を弦にみっちりと乗せる(やや浮かせがちなのを注意されるので)
先生がお手本に弾いてくださるカデンツは深みのある重厚な音の重なりがとても美しい。低音は弓で弦を引っ掻く感じとでも言おうか。肩から重みをかける感じにも見える。
弾き方をイメージして弾いてみる。・・・もっと弓の重さをかけて
自分の感覚だと弦を掻きむしるような勢いでガリっと弾いてしまう。・・・そう!そんな感じです。
・・・そうなん!?
はいもう1回の呼び声にもう1回ガリっと弾いてみる。・・・良いですよ。
掻きむしるように、というよりは弓を弦に押し当てる、もとい重みをかけるということか。
そうすると確かに私は「弓を浮かせ気味」なのだろうと妙に納得した。
初っ端の重音で思いのほか濃密なレッスンを行ったところで時間になった。
次回は曲の中身も聞いてもらわないと。