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チェロのレッスン〜12月1回目②〜

ちょっと相談

 今日もよろしくお願いします。あのう、少しご相談があるのですが・・・。

4月に乗る吹奏楽曲のチェロのパート譜。
前回はハ音記号の読みかたを教えていただいて音を書き込んでみたんです。
本当にゆっくりと弾いているんですが。

あなたのト音記号はどこから?

ピアノを弾くときのヘ音記号〜ト音記号のつながりが、ホルンだと1オクターブ低くなるのである。(そうじゃないこともたまにあるからややこしい)
チェロはどうなんでしょう?
「ああ、そこはピアノと同じで大丈夫ですよ。」
なるほど。そうするとハ音記号の真ん中のドはト音記号の五線のしたのドになるわけですね。

よし、1個解決した。

ト音記号の五線内の音はどんなポジション?

今練習している曲の一番高い音はト音記号の中のラの音になりますね。
で、この楽譜でその上のドが出てくるので、よかったら運指とポジションなど教えてほしいなあなんて。
「その楽譜ですか。見せていただいても?・・・ああ、後半にありますねえ。その上のレが一番高いのかな?(サクサクと楽譜をめくって)このフレーズはB-durだから、スケールで確認してみましょう。」
ちょっと待っててくださいと書架に行って本を持ってくる。
ここが色々なスケールの楽譜なんですけど・・・と見せてくれる。
わあ、ト音記号もその上の音も弾けるんですね!
「そうですね。では早速弾いてみましょう。第5ポジションでラまで弾いて、その上からは親指が指板の上に出てくるんです。で、親指はラのところに置いて、全音上に1番指(人差し指)、半音上ならシ♭ね。その全音上がドで・・・。」
「ここからは親指がものすごく痛くなります。最初はほどほどに練習してくださいね。」
そう言って見せてくれた先生の左手親指は第一関節に大きなタコのようなコブができている。
親指はそこで押さえるんですね。
わたしの手は、親指は………なんかフツーだ。
「音が出ることがわかったら曲も弾いてみましょうか。」
ゆっくりと、でもとても綺麗で正確な音程でメロディを弾いてくれる。
「ここは隣のD線で同じ場所を弾くと弾きやすいですね。」
・・・結局2パターンほど運指のご提案までいただいてしまった。
ものの数分で直前のアルペジオからメロディ、その後のアルペジオを繋いでしまった。ああ、綺麗なメロディだなあ(笑)。

「新しい音を学んで、いきなり高等な応用をしないと弾けないですね、これは。」

・・・プレッシャーかね?頑張りますとも。

そして課題はいつだって・・・(笑)

 吹奏楽曲のチェロもとてもレッスンとしては魅力的なのだけど、やっぱり練習曲も聴いてほしくて後半はいつものレッスンにしていただいた。
相変わらず練習時間は少ないし、でも少しずつ弾けるようになった、と思うのだ。

結論から言うと、前回とほぼほぼ同じことを指摘されてしまった。
ただ、取り出して弾いてみると
「はい、良いですね。(もう一度、という雰囲気)」
がすぐにいただけている……気がする。

先生、オリジナルのテンポに焦らないでゆっくりテンポでじっくり弾いても良いですか?
「もちろん!ゆっくりテンポからしっかり弾いていきましょう。」
次はゆっくりテンポで弾き通せるようにしてこよう。


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