
室内楽教室〜今回はホルンアンサンブル②〜
室内楽教室
楽器演奏を楽しむ有志が集まって楽曲への造詣を深めつつ合奏を練習し演奏会を行う。
そう、「教室」なのである。
今回は集まったメンバーの人数や演奏楽器の都合によりホルンパートは「ホルンアンサンブル」での参加となった。
企画してくださる先生の本業はプロのホルン奏者。
これは好機。絶好の好機なのだ。
先生の指導が受けられる。
一緒に演奏できる。しかもアンサンブルができてしまう。
12月の本番の日程を聞いて9月には参加を打信、11月〜12月に4回の練習日を決定して10月には候補曲の楽譜がメンバー全員に全パート、ファイルで送られてきた。
「パートは全員が全てのパートを演奏してみて、その様子で決めます。全てのパートをさらってきてください。」
もうこの辺から「教室」感が漂い始める。脳内では先生の声でメッセージが再生される。
第1回ホルンアンサンブル教室
11月初旬の連休内の某日、某市の公民館の会議室でそれは開催された。
午前9時に集合しておよそ30分はウォーミングアップというか音出しをして合奏が始まった。
あらかじめ送付されていた楽譜は
プレトリウス「バロック組曲」
ライヒャのホルン三重奏曲集から2曲
バロック組曲は全楽章を3回、全員が1〜3番をローテートして合奏して、全曲をパートを固定すると1番奏者がいささかきついというメンバー全員の見解により、
1楽章、2楽章、3〜4楽章でパートを交代することにした。
ライヒャは「なんとなくきつい」というメンバー、「いまいちパッとしない」という先生の感想から一旦保留となった。
「他にもいくつか候補曲を持ってきたからやってみよう」と先生が出して下さったのが、ブルックナーの「アンダンテ」。ホルン四重奏である。こちらは初見でローテート合奏となった。
曲としては綺麗なメロディだし、反響の強いホールでも良い演奏になりそうだねえと、急遽候補曲に名乗りを上げることになった。
「連休中に楽譜を送信するから、全パートをさらってきてね。」
要するに1曲の練習が実質3曲分の練習になるというわけ。
「先生、スコア(総譜)も欲しいなあ。」マユ姉さん、ナイス。
この辺で公民館の利用時間が終わったため教室もおしまい。
合奏するに際して作曲家のいた時代と音楽の性質について、割と時間を使ってレクチャーがあったのが嬉しい。
こうして1週間後、同じ場所で第2回のアンサンブル教室となったのだが・・・
まあ「教室」の本領発揮というか、結構大変だったのだ。
もう少し続きます。