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室内楽教室演奏会!

さる12月7日、市内某所のホールで室内楽教室の演奏会が開催された。


本番数日前、先生からアップされたチラシ。
「講座修了コンサート」だったというのをこの時初めて知るという(笑)。

 13時にぼちぼちと現地に集合したら既に先生がホールを開けて椅子を出している。兎にも角にも終始動き続ける先生なのだ。
いつの間にか2階に上ってライトとカメラまで設置している。

17時の開演までの4時間弱、だいたい演奏順に最後のリハーサルが始まった。
直前にあっても先生の眼光は鋭くツッコミと調整の手は緩めない。
今回はホルンアンサンブルだったのでこの日まで他の弦楽+木管アンサンブルの皆様とは会えず、演奏も初めて目にする光景だった。
先生主催のオケから参加しているこの人たちは文字通り「少数精鋭」な方々だ。
演奏技術的にも、人間的にも。
割と容赦のない先生の指導にも怯むことなく
ガハハと笑い飛ばしながらどんどん演奏をブラッシュアップしていくのだ。
悲しいかな、MフィルにもSオケにもこういう空気はないんだな。
いい意味で先生と生徒のぶつかり合いが繰り広げられる。
マユ姉さんなんて練習が終わってから指導で変更した強弱やアーティキュレーションを先生が清書してLINEに送ってくださったものを全員分チェックして「書き直し」を要求していたというから(笑)。同じ曲の楽譜が何バージョンも送られてきたのにはそんな背景があったんですね(涙)。
いわば外様として参加している私とホルン兄さんはこの空気に飲まれながらも頑張って食らいついてきた。
 
特に今回はホルンアンサンブルだったのと、ホルン奏者でもある先生がカルテットに加わってくださったこともあって指導は常に濃密で容赦がなかったように感じる。

個人での練習では
*曲を細かく分解して「つまづきやすいところ」「スムースに演奏できないところ」を抽出して練習すること。この場合、目標は「できないところをできるようにすること」であって「曲を通せるようにすること」では必ずしもないことを認識しておく。
アンサンブルとしては
*ハーモニーの中での自分の音の立ち位置、バランスを考えて吹く。
ことを本当に徹底的に指導していただいた。
(同じようなことをシュテファン・ドールがDCHのドキュメントで語っておられたなあ)

本番の演奏は、やっぱり楽しかった。
マユ姉さん、ホルン兄さんの音を聞きながら自分の音がうまいこと間にスッと収まる感じ
すぐ隣からは先生の揺るぎないどっしりとした低音が大地のように響いてくる、その安心感
ホールの隅々まで響き渡る自分達の音が空間を走り回り、反射するのを目の当たりにする面白さ

弦楽アンサンブルもまたこのホールでキラキラとよく響いた。
客席の最後方からは反響の妙をじっくりと堪能できた。
柱に寄りかかってじっと演奏を見つめる先生が妙にかっこよく見えたりして。
(打ち上げでは見事に酔っ払っておられたが)

4回の練習と本番
時間にしてそんなにたっぷり時間を使ったわけではないのに
翌日は「心にぽっかり穴が空いた」ような感覚に驚いた。
LINEには「楽しかった」「ありがとう!」のメッセージが踊っている。
ああ、終わったんだ。

次の室内楽教室はMフィルの演奏会とニアミスなのが難点。
「でも何とか調整できるかな。できたらまた乗りたいよね。」
ホルン兄さんとそんな話をした。

あとは次週のSオケ。
これで年内のオーケストラ、アンサンブルはおしまい。
次回の譜読みも始めなきゃ。
4月の吹奏楽チェロも進めよう。



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