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もうすぐ冬だけど、夏休み〜ダムは面白い〜

さて、南関東の某地から車での北陸旅も終盤。
三国で越前がにを堪能した翌日は愛知県は茶臼岳を経由して帰路に着いたのであった。
やっぱり山道を走りたいね。
永平寺はもう何度か訪れたから、別のどこかに寄り道しようか。
お土産どうしよう?職場むけでばらまきができて美味しいもの。

日本海の夜明けって面白いね〜太平洋側の人間の言い分〜

 越前がにをいただいた宿は日本海に面した立地で、夕食時は真っ暗だったけど朝食会場は広い窓から海を一望することができた。
 いつの間にか日が出て空は淡い空色から黄色、オレンジ色のグラデーションに海面を履いている。ただなんだか足りないものがある。

 そう「日の出」が見当たらないのだ。
晴れた空にポツポツと浮かぶ雲は薄い象牙色に金色の輪郭を見せている。これは確かに夜明けの雲だ。ただ金色の輪郭を与えたはずの「日の出」がない。

「そうか、陸地側から日が昇るから海には日の出がないんだ。」
海岸に生える草木にも等しく金色の輪郭が見える。ここからは見えない何処かから確かに日は上っていて万物に光を落としているのだ。

「そっか・・・日本海だものね。」

軽めの朝食をゆっくりと頂きながらしばし「日本海の夜明け」もじっくりといただいた。

山と森と神社と

 周辺の観光マップを眺めながら
「白山神社、寄れるかなあ?」
というわけで内陸に車を走らせた。


いわゆる山道の茶店が運営している駐車場がいくつもあるけど当の茶店は営業していない。まだ早かったのか、オフシーズンだったのか。どの駐車場も閑散としている。それでも全くの無人でもなく10mおきに数名が傘を片手に歩いているのが見える程度には人がいる。この日は夜明けこそ晴天だったものの、日中はほぼほぼ小雨と曇りだった。
 参道をまっすぐに進むと拝殿、その向こうに本殿ほか三つの社。
寂れて朽ちたところはあれど手入れがされている、その絶妙なバランス。
控えめに言って大好きである。
参道から拝殿は外界から覆い隠すように立ち並ぶ杉の森以上に地面の苔が見事である。


狛犬さんはちゃんと両脇に揃っていたのだけど、まるでお仲間のように佇んでいた。


雨で空気が澄んでいたのと、曇天で薄暗い空間で苔の緑が一層荘厳で美しかった。


駐車場の片隅には小さな箱があった。
「駐車料三百円」
払いました。

お土産は定番の・・・

 「羽二重餅でしょう。」
というわけでマエダセイカの直売店(笑)。


至って真面目に商売をしているのに外側(内側も)の装飾がシュールで・・・

羽二重のようにフワッフワでしっとりとした餅菓子。要は餅だけを味わうお菓子がオリジナルなのだが私は餡子入りが好物。
お土産は迷わず餡子を挟んだやつにした。
これでお土産はOK。

九頭竜ダム〜ロックフィルはかっこいい〜

前日の御母衣ダムに続いて九頭竜ダムである。
サイズ的には御母衣ダムの方が大きいのだが、湖の知名度もあってこちらの方が観光地としては有名かもしれない。



整然としたロックフィルダム

 今回は初めて「ダムカード」をいただいた。
事務所兼資料室にある内線電話で詰めている職員さんを呼び出すのだ。
「あ、あの、お忙しいところ申し訳ありません。ダムカードをいただきたいのですが・・・。」
「何枚ご入用でしょうか?」
「は、はいっ。3名で伺っておりますので、さ、3枚でお願いします。」

緊張するのだ。

手にしてしまうと、やっぱり他のダムのダムカードも気になってくる。

行くか。ダム旅。

ひとまず「もうすぐ冬だけど、夏休み」はここらで締めます。

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