チェロのレッスン〜12月1回目〜
時間を間違えた!?・・・未遂
室内楽教室の演奏会翌日、12月1回目のチェロレッスンだった。
駅から徒歩数分という先生宅。車庫も1台分は空けてくださっていて車できても良いですよとはおっしゃっているけど、よほどの悪天候や前後の用事がなければ電車と歩きで通っている。
からりと冬晴れのその日、もちろん駅から楽器を背負ってよちよちと歩く。
ただ駅の改札にはもう一人、シルバーグレーのチェロケースを背負った青年。教室の友人ではない。改札を出たあと、どうやら私と同じ道を歩いている。
もしかして新しい生徒さん?・・・ってことは・・・
「私がレッスンの時間を間違えた!?」
慌ててスマホの予定表を開く。
うん、メモっている日時は合っている。
もしかして打ち合わせの時点でミステイクがあったのか!?
以前にも1回だけレッスン日を1週間間違っていた時は電話がかかってきたな。
まだ着信はない。いや、この時間でいいはずだ。
10mほど先を歩くシルバーグレーのチェロ青年、とうとう先生宅の手前まで一緒に歩いてきている。
どうしよう・・・
1時間後に出直そうか。
でも・・・
悶々としてふと顔を上げたら青年がいない。
先生宅に入られたのかしら?
もう恥をかく覚悟でレッスン室に続く勝手口に入った。
その時点で気がつけばよかったのだ。
勝手口には脱いだ靴がないことに(笑)。
恐る恐る扉をノックして開けてもらう。
「はいこんにちは〜!どうぞどうぞ。」
・・・あのう、私のレッスン、今日の13時でよかったでしょうか?
「?ええ、大丈夫ですよ。合ってます。」
・・・よかったぁ・・・。
ことの顛末をお話ししたら、「大学も近いし、まあまあそういう偶然もありますよね🤗」とのこと。
レッスン終わりに来月の予定を打ち合わせるときに3回くらい確認して笑われました。
始まる時から何となく波乱のあった(そうでもないでしょ笑)この日のレッスン。
その内容は・・・次回につなげます。