もうすぐ発表会
そう!今週末はチェロ教室の発表会である。
この連休中は当日ピアノを弾いてくださるピアニストさまと一度きりの合奏練習だった。曲は鈴木3巻の「ユモレスク」。雰囲気の異なるテーマが交互に演奏され、そのギャップを楽しむのと同じくテンポも自由度高く変化するため、個人的にはその変動性をピアノとどう合わせるかが課題であった。というか今でも課題である(笑)。
ピアニストさまはこの教室の発表会に初めて参加した2021年から毎度お世話になっている。私たちの「これくらいの速さで弾きたい」「最後のリタルダンドは・・・」などなど相談しやすいしその場で「それじゃあ私はこう弾くからチェロはこのタイミングで入ってみましょう。最後はこのテンポで4拍数えるくらいの間音を伸ばしてフェルマータにしてみましょう。」と弾いてくださる。とても心地よい時間だ。
私「今回もどうぞよろしくお願いします。」
ピアニストさま(以下ピアノさま)「はい!よろしくお願いします!曲は「ユモレスク」ですね。曲がだいぶ進みましたね!」
私「(覚えていてくださるんだ!!)はい!進みました。頑張ります。」
冒頭のはずむ主題は軽快に、途中にゆったりとした二つの主題は少しゆっくりと。テーマが転換するところのリタルダンドは何と「チェロのザッツで」ということに。
すかさず先生からの注意。「次の主題に移るときに慌てて弓と左手を動かさないで、落ち着いて。その雰囲気も大事です。」
いちいち風情が足りないのだ、私の挙動は。
偶然今までの発表会でバロック系が続いており、比較的一定したテンポと雰囲気で弾き通してきたのが、今回はポンポンと弾んだりしっとりと弾いたり、はたまたケレン味のような聴かせどころがあったりと、なかなかに忙しい。
オーケストラのホルンでは割と歌うイメージができるのに、チェロだと途端にできない。技術的な未熟性もあるが、やはり「照れ」だろうか。
目の前でお手本を見せてくれる先生は本当に素晴らしくて美しいのだ。憧れるのだが、いざ自分の体と楽器で同じことをやろうとすると、この恥ずかしさは何なんだ(笑)。
「自分ではやりすぎだと思うくらいテンポを落として引っ張って、そこはたっぷりと・・・はい!今の。いいですね。本番もそんな感じで。」
・・・うわぁ・・・(ハズカチイ)。
どうぞよしなに。