チェロのレッスン〜進化した・・・のか?〜
先週末のチェロレッスンは、午前中のMフィル、夕方のSオケに挟まれるタイムスケジュールであった。
朝から車にチェロとホルンを積んで練習場に行って、ホルンとチェロを担いで現場入り。終わったらまた車で先生宅へ。ホルンは車でひっそり留守番。
チェロレッスンが終わったら一旦自宅へ。チェロを置いて今度はホルンだけ持って夕方のSオケ。この流れもそれなりに回数を重ねてきた。
助手席にホルン、後部座席にチェロがひしめく車内は旅芸人一座のようでも、なんとなく遠足のようでもあり。
前回は疎かになってしまった基礎を指摘されてずいぶん凹んだので、今度は練習も増やして・・・とはいかず(笑)、やっぱり平日はなかなか楽器に手が伸びず週末に1〜2時間ほど弾くにとどまった。気をつけたことは
*スケールは丁寧に、繰り返し、練習の半分くらいを投入するつもりで。
*練習曲は「通し」と「弾きづらいところピンポイント」を交互に。回数を稼ぐよりはゆっくり丁寧に弾く。
くらいか。
・・・からのレッスンである。
スケール
「はい。とても良く弾きましたね。次は曲の演奏に進みましょう。」
あれ?なんだか良い手応え!?(ポジションによる指の間隔の違いをしっかり意識しましょう)
練習曲
練習曲は2曲。そろそろ仕上げたい「金婚式」と今日初めて演奏する「アレグロモデラート」。(鈴木3巻です)
「金婚式」
途中で止まることなく繰り返しまで全部通してから
「もう大方できてるんですよ。後はもう少し曲というか音楽を洗練していきましょう。」
おっ、今日は全体にいい感触なのかしら?
*フラジオはもっと「当たる」ようにしましょう。そして思い切り良く弾きましょう。
*細かくポジションを移動するところはだいぶよく弾いてますね。ポジションによって指の間隔が変わることを意識して音を当てるようにしましょう。
なんとなく課題は毎回似たような感じだけど、「金婚式」は今回で一旦修了となった。8月の発表会の後から始めたから大体3ヶ月くらい?の付き合いだった。
「アレグロモデラート」
前回から弾き始めたのだけど、ゆっくり弾いても細かい音符が多いししょっちゅうポジションは動くし、スラーで一弓でたくさん音をつなげるところがあるし・・・。とても「アレグロ」なんて・・・(トンデモナイ)!な状況である。
(鈴木の教本なので)譜面に記載されている指番号を端から確認しつつ
「ここは少し前からポジションを移したほうが弾きやすいかもしれません。」
といくつか提案してくださる。
中間部で2小節のロングトーン(弦楽器だとどう表現するのだろう)を一弓で弾くのが難しいと相談したら、
「CD聞いてみました?そこはピアノが主役でたくさん忙しく弾いてるんです。チェロは背景みたいにそっと音が出ていれば良いから、ゆっくり弾いて良いんですよ。」
ほほぅ!そうだったんですね!聴いてみます(多分先生は「先に聴いておきなさいよ・・・。」と言いたいはず)。
「移弦がとても多いですね。弓の動きは最小限に、右手首だけですっすっと(やって見せてくれる)。」
うん、やることいっぱいだ(ここまでが通常運転セット)。
鈴木の教本も3巻、多分終盤。
楽譜には音符がいっぱいである。
でもそれをあろうことか弾いちゃっているのだ。
これを進歩と呼ばずにいられようか。
いや、進化でも良いかもしれない。
浮き沈みの激しい(気分の)レッスンである・・・笑。