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ブレンダー再び・・・
もう10年くらい前になるが、ビタントニオの「マイボトルブレンダー」というものを買った。
ジュースをミキサーで作ってみたいと思っていたのでミキサーを探していたら、当時の流行で「一人分を手軽に作って、ミキサー(今風にはブレンダー)の容器がそのまま食器として使える」タイプの小型のミキサーが色々出ていたのだ。
元々一人暮らしで一度にたくさんは飲まないし、まして生の果物を砕いてジュースにしたものなどとても作り置きには耐えない。作った分を無理なく飲み切れる方が良い、と。
買った当時はリンゴやバナナ、キウイなどを牛乳やヨーグルト、時には少量の水で伸ばしながら(取扱説明書には溶媒として何かしらの飲み物(液体)を一緒に入れるように指示があった)色々楽しんでいた。
そのうち仕事が忙しくて朝も夜もあんまり家で何かを用意したりする時間も無くなってしまって、半年ほど活躍してくれたブレンダーは食器棚の奥に封印されたのだった。
この年末年始、食器棚の整理をしていたら、件のブレンダーがひょっこりと現れた。「ご無沙汰してます。」とでも言いたげに。
箱から出してあったが元々シンプルな構造なのでパーツの紛失はない。幸い埃もほとんどない。
そういえば職場でいただいたりんごがあったのでジュースにしてみた。朝食用のアロエヨーグルト(小さいカップに入ったやつ)を1個開けて放り込む。牛乳も余っていたので入れてしまおう。
容器をセットして機械に押し込む(スイッチが入る)。
まあまあな轟音と共にりんごはみるみるうちに粉砕されていく。そう、満遍なく粉砕して混ぜるためには溶媒が必要なのだな。ものの1分もしないうちに「りんごヨーグルトドリンク」ができてしまった。量にして300〜350mlくらいか。
溶媒をケチったせいかジュースというよりはやや緩いペーストという様相である。
コップにあけたがだいぶもったりしているのでスプーンで掬っていただく。
・・・普通に美味しい(笑)。
砂糖の代わりに加糖ヨーグルトを加えたのがまあまあ功を奏したようだ。りんごがもう一段階甘くなった程度の、控えめな甘さ。完全なペースト状ではなく粒が粗いのでざらっとしている。鬼おろしよりもう少し粒が細かいくらいか。
野菜ジュースは苦手なのでやらない(笑)。
色々な果物で試してみよう。