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室内楽教室〜今回はホルンアンサンブル〜
先生企画の室内楽教室である。
Mフィルの管分奏に来ていただいていた先生(ホルン奏者)が企画しており、年に2回ほど、市内のホールで弦楽器・木管楽器・一部金管楽器による小編成の演奏会を「学びながら演奏する」というもの。
このホールがなかなか曲者(!?)で、戦前に建てられたある銀行支店の建物をほぼそのまま保存してホールとして利用できるのである。西洋建築で指定文化財でもある。最大の特徴は、
とにかくよく響く、反響がすごい
ことである。
先生曰く「かつては教会で演奏されていたバロック音楽の演奏にもってこい」なのだそう。
前回私が参加してときはモーツァルトとハイドンの交響曲、チマローザのフルート協奏曲を室内楽編成で演奏した。
演奏はほぼ「反響との共存(あるいは闘い)」が最大の課題であった、と思う。
いわゆる音楽ホールで演奏するように楽器を鳴らしてしまうと残響と演奏がぶつかってひどい耳鳴りのような状態になってしまう。しかし一方では残響にうまいこと音を重ねることである意味増幅されたハーモニーを楽しむことだってできてしまう。
程よい残響を生み出す演奏。
ざっくりいうと「軽い音」「短い音」「ほどほどに強い音」であろうか。
実はこれ、古典の演奏にほぼほぼ当てはまる。ほぼ、である。
で、今回である。
管弦楽という編成には人が集まらなかったため、弦楽アンサンブル各種とホルンアンサンブルでプログラムを作ることになった。
弦楽+木管楽器で3つのユニット、ホルンは先生と生徒3名でカルテットを結成しそれぞれが4回(プラスα)の練習で本番例のホールに集結する。弦楽器のパワフル姉さんたちには本番まで会えない。寂しくもあり、ちょっとホッとしたりして。
ホルンアンサンブル
初めて参加したときの演奏がとても楽しかったので、今回先生からお誘いいただいた時は予定を確認して二つ返事で「やります!」と手を挙げた。前回参加したホルン兄さん(私が参加できなかったので空いてしまった席に乗ってもらった)も「是非!」と参加を表明した。後は先生主催のオーケストラのホルントップのマユ姉さん。2回目の練習で先生を含む全員が「アラウンド50(というかニアピン50)」であることが発覚したメンバーである。
先生が用意して下さった曲は
プレトリウス「バロック組曲」
ライヒャのホルン三重奏から2曲
ブルックナー「アンダンテ」
これまで2回の練習で、なんとなくプレトリウスとブルックナーが最有力候補になった・・・はずである。
なんといっても「教室」なのだ。その教室たる所以というか様子は、次回。