断捨離
「デジタル・ミニマリスト」という本を読んでいる。あらゆるSNSは人間の関心を離さないよう巧妙に作られていて、私たちは中毒になっている。意識して自分の可処分時間を取り戻さなければ、というような話で、そうよね〜〜と思いながら読んでいる。
一方で、「スクリーンを離れて、本当に大切なことにフォーカスしよう」と言われると、「本当に大切なこと」ってなんだ、とも思う。もはやスクリーン以外に大切なものなんてない(という価値観を植え付けられている)
オンラインで誰にもシェアできないなら、本を読むことも映画を見ることも旅行に行くことも魅力は大きく損なわれる。綺麗な景色を見ながら頭の片隅でインスタに投稿するときに添える文章を考えている。
発信する系のSNSだけじゃなくて、見るだけのYoutubeとかTikTokも時間泥棒でやばいと感じている。ある種のランダム性が人間をyoutubeに縛り付けるらしく、「スクロールしていたらたまに面白い動画に出会う」の「たまに」の部分が、射倖心をくすぐるらしい。
Twitterをやめても人生なんも困ってないから、きっとぜんぶやめたっていいんだと思う。ぜんぶやめたいし、きっといつかNoteもやめると思う。何かを見逃すことを恐れずに、スマホを置いて出かけたい。
自分の大切なことにフォーカスしたい、けど、何が大切なのか分からないからなんとなくスマホを見ちゃうんだろうな。