【通信芸大生日記#14】昭和のお笑いに魅せられた日
「大衆芸能台本演習」というスクーリングを受けました。
女性が私しかいなかったので、「あいつだ」ってバレバレなのですが、とても有意義で楽しかったので。
大阪芸術大学通信教育部文芸学科は、2021年の新入生からカリキュラムが変わっているので、
上記の科目はいずれ閉講になるのだと思いますが、
勿体無いくらいに素晴らしかった。楽しかった。
笑福亭仁鶴氏でおなじみ「生活笑百科」の漫才部分の台本を書いておられたり、中田カウス・ボタン、オール阪神・巨人の台本を書いている、漫才作家の方が先生で、一人で浮き足だった。
ギリギリ土曜に授業があった世代なので、(途中から完全休みになった)
小学生から帰って土曜のお昼はテレビで生活笑百科と吉本新喜劇がお決まりだった懐かしい子供時代の記憶が蘇った。
今のお笑いは好きだけれど、正直昔の人たちってどうなのかな?と思っていたけれど、何十年も前の漫才の映像を見ても、面白くてビックリした。
個人的には、中田ダイマル・ラケット、夢路いとし・喜味こいし、音声だけだったけれどミヤコ蝶々、海原千里・万里などなどが良かった。
テンポが早くて聞き取りやすくて、古臭くないどころか洗練されていて。衝撃ですらあった。
今もやっているようなネタがこの頃からすでにあったのかと驚く。
今のしゃべくり漫才をうんだ、横山エンタツ・アチャコの掛け合いはさすがに時代を感じたけれど、そこから長い時を経た今もスタイルが変わらずにあることがすごい。
授業後にWikipediaで気になったコンビのことを調べたり、YouTubeで動画を見あさっている。
関心がないと思い込むことって良くないな。
自分だけでは知ることのなかった世界に出会える、それが大学の面白さだと改めて思った。
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