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RAKSULインターンを振り返ってと 今後も継続していきたいこと

こんにちは!RAKSUL デザイナーの森本芽衣です。
2024年4月1日から、RAKSULに正社員デザイナーとして正式に入社いたしました。

新卒同期全体は19名、デザイナー同期としては自分含め3名、お互い得意な領域が異なるメンバーと触発しあいながら良いプロダクトを生み出していきたいな、と思っています。

さて今回は、昨年11月から入社まで行っていたデザインインターンの振り返りをしていこうと思います。


インターンを始めた目的

RAKSULでインターンを始めた1番の目的は、RAKSULの事業に対する解像度を入社までに高めておきたかったからです。
また、その過程で自分自身が触れてこなかった知識をインプットして、入社後のアウトプットに生かしたいと思い参加しました。

インターンのゴール

インターンの成果として期待されていたものは、

  • 本人たちのデザインスキル・知識アップ

  • 事業解像度アップ

  • 次に入ってくるジュニアのオンボーディングコストの軽減

などがありました。

そこで、プロダクトをより使いやすく、豊かな体験にするために必要な知識をインプットし、アウトプットとして次世代のジュニアの学習用にスライドにまとめました。

スライドまとめ

主に学習した内容

11月から入社までの学習内容(計16回)

学習した内容としては、

RAKSULのデザインガイドラインを作成するために必要な
webアクセシビリティ、ユーザビリティなどの体系的な理解

UXリサーチやUXライティングのリサーチ

の2点を中心に学習しました。

特にUXリサーチは、これまで興味があったものの体系的に学ぶ機会を設けていなかったので、今回学習できてよかったと思います。

また、元々自身専攻していた分野がグラフィックデザインだったこともあり、webアクセシビリティなどの知識もざっくりとしか持っていなかったため、ジュニアに伝わるようなスライドづくりを心がける過程で、自分自身の理解も深まったと感じます。
年明けの1-3月は卒展の制作などと重なりあまりインターンに参加していませんでしたが、参加できていない間も同期の川村さんと武田さんの学習内容から知識をキャッチアップできたのがとても助かりました。

webアクセシビリティなど学習内容に関しては同期の川村さんがとてもわかりやすくまとめてくださっているので、ぜひそちらもご覧ください!


個人的な目標

共通のインターンのゴールとしては上記の通りですが、それとは別に、個人的な目標を1つ掲げてインターンに臨みました。
それは、最終成果としてジュニアのオンボーディングに対して提案を持つことです。

RAKSULのデザインチームの第一新卒として実際にインターンをする中で得た気づきを、次のオンボーディングの際に活かせる形で残したいと考え、この目標を掲げました。

インターン上で感じたハードルを課題を次の世代に活かしたい!

私がインターンの初動で感じたハードルの1つに、「自分の学びたいスキルの周辺領域にどんなスキルがあるのか」がうまくイメージできなかったというものがあります。
自分が必要だと思う知識を学ぶ上で、目標の状態を形作るために必要な知識は何なのか、そもそもその分野のことを俯瞰できていない状態だと取りこぼしてしまうのではないかと考えました。

そこで、ジュニアが自分の現在地点と、目標とする状態までに取得する必要のあるスキルが直感的にわかる状態を作っておけば、迷わず学習方針を定める手助けになるのではないかと仮定を立て、リサーチと並行してその方法についても考えました。

Output1:とりあえず学習内容をマップに起こしてみる

今回入社した新卒3人は全員バックグラウンドが異なるという特徴があります。武田さんはアート分野やコンセプト立案が得意としていて、川村さんはUI/UXやフロントエンドの知識が豊富です。私は元々経済学を学んでいたこともあり、ビジネスアイデアにも興味があるし、キャラクターマーケティングを選考していたので企業の「らしさ」を考えるブランディング領域や組織デザインにも興味があります。
そんなバックグラウンドが異なる3人が自分の持つスキルや得意とする領域を俯瞰して目標に辿り着くための手段として、それぞれの学習したテーマをマッピングし直してみました。

自分たちの学習した分野・スキルを領域ごとにマッピングした図

ただ、この状態だとあくまで自分たちが学習した内容がどの領域に属するかが一覧できただけで網羅的ではないという点と、目標へのゴールを設定するための形としては不十分であるなという結論に達しました。

Output2:目的に向かっての進路が見えるようなロードマップを作る方法を考えてみる

Output1でビジュアライズしきれなかった要因として、

RAKSUL DESIGNチームが定義するスキルやそのレベル、
キャリアパスに対しての解像度が足らなかった


スキルは複数の特性を持つ+相互に関係し合う=多次元の構造であるのに、平面グラフィックである二次元にそのまま落とし込んでしまった

という2点があると考えました。

1点目は上長であるジェイ(和泉)さんからRAKSULにおけるデザインスキルとキャリアについての定義をまとめた資料を共有していただき、知識の補足をしました。
2点目に関しては、大学の統計の講義で多次元のデータをX,Yの2つの軸に削減する方法があったなあということに思い至ったので、統計的方法でアプローチできないか考えてみることにしました。

次元圧縮という方法を今回用いたのですが、今回は詳しい内容は割愛し、ざっくりいうと

今回やりたかったことのざっくり説明
  1. 複数の特性や相互の関わり合いをもつスキル同士を

  2. 近い特徴を持つもの可視化できる状態に落とし込めたら

  3. 目標までのロードマップがイメージしやすくなるのでは?

…という試みです。

今回、私たち同期3人組は自分の目指すキャリアや欲しいスキルを取得するという目的のもと、自由に興味のある分野を学習をしていました。次に入ってくるジュニアが同じように学習した時に目標への筋道を立てるための補助として使えるような形に落とし込めそう…!と思ったのですが、

結論を言うと、インターンの中ではそこまで落とし込むことはできませんでした。

できなかった要因としては、

  • この分析方法で本当にいいのか、最終的に採用する軸やデータの数値化を一人で考えられるだけのデータ選定能力と統計スキルが自分には今無いので、この先のアウトプットが頭打ちになった

というのが一番大きいです。
ただ、入社後は組織をデザインすることも仕事の一つであるので、今回自分の後に入るジュニアのことを意識した学習とアウトプットの試行ができたことはとても良い経験になったと感じました。

これにこりず、組織にとって価値がある提案を常に考えていけたらと思います💪

インターン全体を振り返って

今回、リサーチや学習を繰り返す中で自分の弱い部分や理解が足りていない分野がわかったこと、またそれに対してどんなアプローチをしたら理解できるかを考えながら取り組めたことで、実りの多いインターンにできたと思っています。

また、今回のロードマップ作成の試行のように自分で課題に感じたことを提案し、仮説を立て、実際にチャレンジしてみるというサイクルをたくさん回していくことで、より精度の良い提案をもって組織のデザインにも貢献していきたいなと感じました。

デザイナー新卒3人、お互いの強みを活かし合いながら良いチームと風土を作っていけるよう、切磋琢磨しながら頑張ります🔥

ここまでお読みくださりありがとうございました!

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