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002 初潮の頃
最初のテーマからこれかい、という感じではありますが、ただいま生理中でツラめということもあり、思い出したのでここに。
私の初潮は小5か小6だったと思うので、20年程前のできごとでしょうか。
トイレでショーツが茶色に汚れているのを見た私は、不安な顔で母に「お母さん…」と報告したのを覚えています。病気じゃないから安心しなさいとナプキンを渡され、多分一通り説明を受けたのでしょう。
母がお赤飯の用意をしていると、父が、「お母さんに聞いた。もう一人の身体じゃないんだから、大事にするんだぞ」と。お赤飯を炊かれることが恥ずかしくてそれどころでなく、適当に返事をして自室に戻った覚えがあります。一人の身体じゃないって、妊娠したわけでもあるまいし!と今なら思うけれど、当時は、普段はぶっきらぼうなお父さんも人並みなこと言うんだなーと思いました。
昨年8月下旬、家族旅行から自宅に帰ったら、会社で受けた健康診断の結果が届いており、中性脂肪の値が低いとかで再検査になりました。会社帰りの歩き道で母に電話したら父が出たので、この話を「中性脂肪の値が低いなんて言われたことないからググったら、ダイエット時とか栄養失調ぎみなときに出やすいんだって!ご飯はちゃんと食べてるから栄養失調ってことはないけどね」なんて笑い話なテンションで伝えたら、「いいから早く病院行きな。悪くなってからじゃ大変なんだから」とまじめなトーンで心配されて。
大学進学時に実家を出てもう15年。私たちが社会人になると父は保護者であることを卒業したのか、大人として対等に接してくれました。寡黙ではないけれどぶっきらぼうで、でも母や娘たちの会話はちゃんと聞いていて、ちゃちゃいれしてひんしゅくを買いながらも、言葉の端々に愛情を感じさせる「娘溺愛系父」でした。私は自分のことをついつい後回しにしてしまって時々体調を崩すのできっと父の悩みの種だったでしょう。実はまだ中性脂肪値の再検査に行っていないのだけど、来週、婦人科・内科に行くのでやっと相談してきます。