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Apple II ▷ キーボード改修記(6)

▷ キースイッチのシェルをデザインする
キーボード基板に取り付けるためのベースとキートップを被せるためのステムアダプタの見通しが立ちました.続いてはキースイッチ全体をさらに安定させ,保護するためのシェルをデザインします.キーボード基板上でお互いが干渉しないようにキースイッチがコンパクトなるように工作します.そのためにシェルのデザインは次の点に配慮します.
1.工作したキースイッチがぴったりと収まること
2.シェルとベースが干渉しない切り欠きを設けること
3.キースイッチ側のラッチ(突起)を受けるノッチを設けること
4.キーボード基板上で位置合わせするためのラッチを設けること
5.キーボード基板にネジ留めするための穴を設けること
以上を意識しながら描いたスケッチが写真1です.

写真1.手で考える・・・スタディ模型を触りながらデザインする

▷スケッチを描くこと
ぼくにとってスケッチを描くことは大切なプロセスです.天才はあたまの中にあることを具現化するだけだそうですが,凡人にはそんなことは期待できません.手を動か,手で考えて,あたまが考えていないこと,気づいていないことを逆に教えるのです.とくに上述の1〜5の課題をクリアするためにはスタディ模型に触れながら最適なかたちを探ることになります.ときには逆に模型自体を修正して最終形を決めていきます(写真2).

写真2.スケッチ・・・スタディ模型も再加工する

▷ ベース基板のデザイン
ベース基板は試作段階ではユニバーサル基板でしたが,練習問題として基板のデザインしてみました.ただし今回ベース基板は自作する楽しみを優先してアウトソーシングしませんでした.

図1.キースイッチベース

これくらいのサイズからスタートしていずれは大きな回路をまとめた基板をつくりたいものです.

▷ キースイッチ全体モデリング
先につくったステムアダプタを含め,キースイッチベース基板とシェルをモデリングしてみました.

図2.キースイッチ全体モデリング

次回以降,ベース基盤とシェルの工作について書いていくことにします.

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