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Apple II ▷ ジョイスティック(4)

ゲームI/Oインターフェース
デジタルポテンショメータ(MCP41050, MCP41100),ジョイスティック(Parallax社製),Arduino(Metro Mini 328)を組み合わせてApple II用ジョイスティックを工作します.
記事(2) で手軽にアクセスできるゲームI/Oを活用したシンプルなインタフェースを工作すると書きました.図1がその回路図です.この回路は,Arduinoに接続可能なデバイスの情報を,Apple IIのゲームI/Oの[GC0]と[GC1]に引き渡すことができます.つまり2変数のデータを引き渡すことができる仕組みとなっています.ところでApple IIのゲームI/Oには[GC0]〜[GC3]と4つの入力ポートがあります.いっぽうArduinoにもまだ「余力」があるので,残りの2つのポート[GC2]と[GC3]にもデータを引き渡すことが可能です.つまり最大4変数のデータをApple IIのゲームI/Oに引き渡すことが可能となります.その他ゲームI/Oには[PB0]〜[PB2]というプッシュスイッチに対応する入力ポートがあるので,なかなか工作しがいがあるというものです.

図1.Apple II ゲームI/O インタフェース回路

さて,売り口上はここまでとしましょう.
ジョイスティックと Arduino(Metro Mini 328)の配線は以下のとおりです.

図2.ジョイスティックとArduinoの配線

ジョイスティックの工作ですが,手のひらに収まるサイズのブレッドボードに部品を実装しました.写真1がぼくのレイアウトです.向かって右手にMetro Mini 328とタクトスイッチ,中央にジョイスティック,左手にデジタルポテンショメータを配置しました.また回路図にはありませんが,電源ラインにはパスコンを入れています.タクトスイッチとジョイスティックは外れないようにホットボンドで接着しています.

写真1.ジョイスティック(上から)

ジョイスティックをApple IIに接続するケーブルはデジタルポテンショメータの隣に取り付けるようにしています(写真2).これらの部品をレイアウトしてブレッドボードはいっぱいとなりました.

写真2.ジョイスティック+接続ケーブル

この接続ケーブルも自作です.手持ちのリボンケーブルDIPヘッダで工作したものですが,もともとは回路実験でシグナルをとりだすために用いていたものです.さすがに取り回しに少々難があるので,いずれつくり直すつもりです.

写真3.接続ケーブル


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