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Apple IIビデオ出力回路の再構築(9)
B12(74LS11)の組み立て
1.ユニバーサル基板上のピンヘッダにICソケットをはんだ付けしをしてベースをつくります。これはまとめてつくっておくとよいでしょう.
2.完成したベースのピンヘッダの2番ピンを切断してください。切断するのはユニバーサル基板下側です.図1(右上図と右下写真)を参考にしてください.
3.C13(74LS51)の11番ピンに接続するワイヤをピンヘッダの2番ピンにはんだ付けします。ワイヤの長さはメインボード上で確認しながら適宜調整してください。
4.ユニバーサル基板のピンヘッダにICソケットをはんだ付けします.
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5.74LS11をICソケットにセットして完成です(図2).
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B13(74LS02) の組み立て
B13(74LS02)の工作は先のものよりちょっと難しくなります.しかし,ウォズが言うように” One step at one time”で進めましょう.
1.ベースの工作はこれまでと同じです.
のちほど工作するC13(74LS51)の10番ピンとA14(74LS02)の13番ピンに接続するワイヤをICソケットの3番ピンにはんだ付けします.このはんだ付けはICソケットの根本,ソケット寄りで行い,対面するピンと接触しないように余分を切り落とします.
2.同様に,A14の1番ピンに接続するワイヤをICソケットの2番ピンにはんだ付けし,余分な部分を切り落とします.A14の11番ピンと12番ピンに接続する線をベースのピンヘッダの3番ピンの上側にはんだ付けします.
3.図3のようにピンヘッダの2番ピンと3番ピンを切り落としてください。ここで4本の端子をカットするのは,ICソケットとユニバーサル基板のピンヘッダとの間でショートするのを防ぐためです.
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4.ユニバーサル基板のピンヘッダにICソケットをはんだ付けします.74LS02をICソケットにセットします.図4の吹き出しにもあるようにベースとICソケットのピン同士がショートを起こさないように注意してください.
参考のためにぼくの工作を写真1に示します.
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次回の記事で工作するA14(74LS02) は配線するワイヤの数が増えますが,B13(74LS02) の工作をクリアできれば不安はありません.一点集中,短時間ではんだ付けを完了する練習として作業をすると良いでしょう(・・・と,楽しい試行錯誤を重ねたうえでぼくは書いています).
訂正(2022年10月23日)
図4.完成イメージB13(74LS02) について,緑色のラインの表記に誤りがあったため訂正(図は更新済み)
(正)A14-1 (誤)A14-13