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Apple II ▷ タッチディスプレイ工作記(11)

▷ 汎用インタフェースカード|MC6821+74HC595+Arduino
記事(10) と記事(11)で示した回路をまとめると(たんに繋いだだけのことですが),図1のようになります.

図1.汎用インタフェースカード回路

 ▷ 「実験用」汎用インタフェースカードの工作
タッチディスプレイ用のインタフェースカードを工作する前に実験用の汎用インタフェースカードを工作しました.というのもこのインターフェースカードは,Arduinoを介してApple IIに情報を入力する実験・工作をするのに重宝するからです.
実験用カードの工作には以前の記事で秋月電子がその昔販売していたApple IIのユニバーサル基板を利用してます.このカードは何度も使いまわしてきたため銅箔の一部が剥離しているので,劣化の進んだ部分にブレッドボードを貼り付け,余った部分にパラレルインタフェースMC6821,シフトレジスタ74HC595,Arduino(Metro Mini 328)を配しました.
完成したカードを写真1に示します.

写真1.実験用汎用インタフェースカード

このカードでArduino(Metro Mini 328)は,いつでも交換可能なようにICソケットに載せると同時に,両サイドにピンヘッダのメスを配置しています.またMC6821のPA0-PA7,PB0-PB07,およびCA1, CA2, CB1 , CB2についてもピンヘッダのメスを配置しています.これらのピンヘッダは実験の目的により74HC595を切り離してMC6821のみを利用する際にジャンパ線を用いてラインを取り出すために用います.74HC595の切り離しはカード右上のスライドスイッチで行います.
ここで考えてなおしてみると,74HC595はApple IIにデータを送信するだけです.Apple IIからの出力にも対応できるように考慮しておくとよかったとあてになって思いました.実際このカードを工作したあとで上述のピンヘッダからラインをとり,ブレッドボートに74HC195を配置して回路を構成する実験をしました.
次回はちょっと横道にそれることにしてこのカードで実験例を紹介することにします.

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