台湾発祥の香水ブランドはお茶を使う!?
台湾といえば、お茶をイメージされる方も多いと思いますが、そんな台湾茶を使ったフレグランスブランド『P.Seven茶香水』はご存知ですか?
ということで!私も実際に誠品生活日本橋の直営店を訪れてみることにしました~
P.sevenの看板商品は香水なのですが、香水には大きく2つのシリーズがあります。
1つは、「お茶」をテーマにしたもの。東方美人茶とムスクを組み合わせた温かみのある「玉香」や、ウーロン茶とジャスミン茶をかけ合わせた、爽やかで甘みのある「沈香」という商品が並んでいます。どれも確かに「お茶」を感じるのに、組み合わせている香料が異なることで、与える印象も異なっており、非常に興味深い体験でした。このシリーズのなかで、特にご紹介したいのが「金萱(キンセン)茶」です。そもそも金萱茶とは、台湾で品種改良して作られた甘い香りをもつ烏龍茶の一種です。P.sevenでは、その金萱茶を、森、茶、墨の順に香りで表現しています。まず、木々のフレッシュさが来て、次に金萱茶特有のミルクのような甘さが広がり、最後に優雅で落ち着いた香りが残るように調香されているのです。この金萱茶ですが、ミドルノートで香るヒノキを、台湾では台湾のものを、日本では日本のものを使用しています。台湾で販売されているものとは香りが異なっており、日本限定版となっているそうです!
このようなお茶シリーズ以外にも、台湾の先住民や客家の文化をテーマにおいた香水もあります。どの香水も、背景にあるストーリーや製造に込められた台湾への想いが香りを通して伝わってくるようで、それはこだわりの詰まった箱のデザインからもみてとれます。私のお気に入りは日月潭紅茶と金木犀、オレンジを組み合わせた「RUBY 紅桂」だったのですが、どれも香りが本当に違うので、皆さんの好きな香りがどれかとても気になります。
P.sevenでは香水のほかにも、香りにまつわるさまざまな商品が販売されています。例えば、台湾の玄関口である桃園国際空港のために作られた香りは、台湾の森林や寺院、台湾茶文化をイメージした、「ザ・台湾」ともいえる香りとなっており、店舗ではアロマミストとして販売されていました。(日本の在庫がなくなり次第、日本での入手はできなくなるそうです!!)また、夢の中でも台湾旅行を楽しめるようにと、台湾の3つの場所をイメージしたピロースプレーもおすすめです。淡水、富里、大稻埕の3カ所なのですが、皆さんはそれぞれがどんな香りか想像できますか?場所を香りで表現するとは、なかなか斬新なアイデアだと思ったのですが、香りをかぐたびに旅行の思い出がよみがえったり、現実を忘れてリラックスできるのは素敵ですよね!
P.sevenでは、「いいにおい〜!」と香りを楽しむだけでなく、多種多様な商品の中で、どれが自分に合っているのかを考え、また、香水の奥にある台湾の文化や脳裏に浮かぶ情景を楽しむことができます。これこそが、『P.Seven茶香水』の一番の魅力だと思います。
なによりも、店員の優しさと温かさ溢れる接客は、P.sevenの香水および「台湾人の真摯なぬくもりと笑顔を香りに変えて届ける」というブランドのモットーに合致していました。自然と笑顔に、そして落ち着いた気持ちになる店舗に足を運んでいただきたいのはもちろんのこと、行くことができない方も、美麗!台湾のオンラインショップでは、P.sevenの商品を取り扱っていますので、ぜひチェックしてみてください!
記事執筆: シャンシャン🐼
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