初対面②
時間より少し早く、待ち合わせ場所へ。
誰もがそうなのでは?と思うけど、とにかく初対面ってものはドキドキする。
緊張するのはもちろんだけど、自分を受け入れてもらえるかどうかも不安だ。
事前に殿はメールで、meikoが送ってくる必要はないけど、女性はきっと顔も知らない相手と会うのは不安だろうからと、自分の顔写真をユーモアを混じえながら送ってきてくれていた。
だから殿の顔と写真から感じとった雰囲気は、会う前からなんとなくわかっていた。
ただ今までの経験上、異性との相性は見た目だけではわからないことがたくさんあることを学んでいる。
表情、話し方、声、匂い、肌感…
これらは意外と顔より重要で、大切なこと。
『着きました。』
連絡が入ると、緊張と不安で心臓がバクバクと高鳴り出した。
顔がわかるのはmeikoだけなので、写真で見た姿をを探し、歩いている殿を見つけて声をかけた。
「はじめまして。」
殿は写真で見た通り、年齢よりとても若く見えた。
背も高くスラッとしていて、声は思ったより高めで少しハスキーな感じだった。
この時殿は、meikoを見てどう感じたのか…怖くていまだに聞けずにいる…笑