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新米ブランドディレクター奮闘記
上司から「ブランドやってみる?」と言われてからの私は、口では「いやいや」とか言いながらも、頭はすっかりコンセプトや提案したいスタイリングを考え始めていた。
出来ないという気持ちよりも、「こんな機会滅多にないからやってみたい」という興味の方が勝っていた。
自分の得意なこと、自分がやりたいこと、世の中的にニーズのあること、、、そんなことを考えながら、会社から求められた新ブランドのポジョニングも意識して、「会社と私のブランド」を作り始めた。
夢のある楽しい作業だった。
「ブランドは自分の子供と同じ」とよく言うが、ここでのポイントはこの立ち上げるブランドの生みの親は「会社」と「私」と2人いると言うことだ。
だからこそ、一人では実現できない事が(資金的にも)可能にもなるし、一方でデメリットとしては自分のわがままだけでこの子の育て方を決めるわけにもいかないのだ。
当たり前のことなのだけど、その問題にここまで悩まされることになるとは、この頃は思っていなかった。
続きます!