「生」と「死」。ふたつの世界が交わるところ
だんだん秋の空気を感じる日が増えてきました。川で水遊びしたい!って思っているけれど、山の季節はとても早い。きっとすぐに涼しくなっちゃいますね。
今回は「水」に関するお話です。皆さんは明治温泉のすぐ脇にある湧水を飲んだことはありますか? 明治温泉から出て右側の赤い階段を降り、二つ目のベンチから後ろを振り返ると、苔むした緑の中にピカピカ光るお水が見えます。これがとてもクリアで美味しいのです。
地質に詳しいすーさんによると、ここの地形は太古からの時間の経過によって出来上がったそうで、この水もいつからこの場所で湧いてるのか想像もできません。
ここから流れる小川には小さな生き物が住んでおり、微かだけれど確実な「生」の気配を感じる。それに対して渋川の大きな流れは「死」を内包していると言えるかも知れません。渋川は酸性が強く魚などの生き物がいないからです。
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