Servus! ウィーン短期留学体験記
Guten Tag! 法学部3年の山林勇樹です!
第6弾のテーマは、「短期留学」です。「留年」じゃないですよ(前回記事参照)
場所は「音楽の都・ウィーン」です。大学に入ったらどこかしらに留学をしてみたい!という人も多いのではないでしょうか?
今回は私が昨年行ってきた短期留学の経験について語りたいと思います!もちろん留学に興味がない人でも是非読んでみてください!
自己紹介
改めまして、皆さんはじめまして! 明治大学法学部ビジネスローコース3年の山林勇樹です。趣味は語学勉強、音楽、カフェ巡り、漫画、ゲーム、お菓子作りetc..好きなことに時間を費やしすぎる人間です。ちなみに明グリでのパートは一番低い声部のベースパートです。吹奏楽でサックスもやってます!
テーマ
(↑ザルツブルクにあるモーツァルトの生家)
今回は私が昨年行った「ウィーン大学語学研修」について語りたいと思います!
「まずウィーンってどこ?」
「そもそも何語なの?」
たしかに、ウィーンってなんとなく聞いたことがある、世界史で出てきたな〜、とか、ドイツだっけ?みたいな人も多いですよね笑
少しだけ説明すると、ウィーンは「オーストリア共和国」の首都になります。ドイツのだいたい南にある国ですね。言語はドイツ語がほとんどです。モーツァルトの生家があったり、あとサッカーで有名なザルツブルクもオーストリアですね!
そんなところで、留学の内容に入っていきましょう!
私が留学したわけ
なぜ私がウィーンを選んだのかを一言で表すと、ウィーンに行きたかった...! です。とってもシンプルです。もう少し言えば、実は高校時代に部活でウィーンへ行ったことがあって、その時にウィーンが大好きになってしまったんです。だから第二外国語もドイツ語にしました。
ただ、最初は留学行くのを躊躇っていました。サークルもあったし、バイトとか、もちろんお金の問題とか。しかも語学力をつけるには3ヶ月から半年くらい行かないといけないとかいう話も聞いていて、1ヶ月だけ行ってもしょうがないのかな...とか思ったり。
でも、自分がとっていたドイツ語の授業の先生に後を押される形で、「生きているドイツ語に触れるのが大事」こう言われた私は行くことを決心しました。他にもいろいろ不安はありましたが、「なんとかなるっしょ!」の気持ちで臨みました。
ちなみに私は、留学前は、独検3級合格くらいの語学力でした。2年生になってからは週3コマドイツ語をとっていました。
出発へ
出発の前には事前学習があって、そこで一緒に行くメンバーと初の顔合わせでした。毎年いろんな学部から参加するよ〜と聞いていたので、少しワクワク。さて、蓋を開けてみたら、なんと他の人は全員文学部。一人だけ院生でしたが文学研究科の方でした。流石に驚きました笑 学科はバラバラでしたが、多くは独文専攻の人たちでした。私だけ法学部だったので、逆に不思議がられていたかもしれません笑
そうして何度か事前学習をした後に、ついに出発の前日になりました。1ヶ月家を空けることが今までになかったので、準備に少し手間取りましたが、無事に準備終了。不思議と緊張も特にせず、むしろワクワクしていたと思います。そして話はついに出発当日へ向かいます。
留学開始!
ついに出発の時がやってきました!まあ、1ヶ月だけといえば1ヶ月だけなので大袈裟なことはありませんでした。ウィーンまでは最近直行便が就航して(今はコロナの影響で分かりませんが)片道約12時間くらいだったと思います。人生最長の飛行機でした。ちなみに高校の時はドバイを経由して行きました。それはそれでよかったです。
機内では映画をずっと見てましたね。あとドイツ語の勉強を少しだけしました。少し寝てあっという間の到着。ちなみにサンダルを持っていくと楽でいいですよ!
ウィーン到着
人生で2度目のウィーンでした。1度目は12月だったので、雪も降っていて寒かった記憶があります。でも今回は8月。昨年のヨーロッパは例年より暑かったため、ウィーンも昼間は暑かったです。日も結構長くてびっくりしました。20時くらいでもまだ日が出てたと思います。ただ、夜はそこそこ気温が下がるので空調いらず、という感じでした。
寮で生活だったのですが、そこにも他の日本の大学生もいました!ただ、この寮に入るときにトラブル発生。日曜日の朝に到着したのですが、基本的に日曜日に仕事をする習慣のない国(スーパーもほとんど空いてません!)なので、管理している方がいらっしゃらないというハプニング。事前に連絡はしていたそうなのですが、そういう時もあります笑 でも寮に入るまでの間に周囲を散策できたのでそれはそれで楽しかったです。
(↑寮へと続く道です。ヨーロッパという感じ。)
クラス分け&授業開始
そんなこんなで授業の日が近づいてきました。まずはクラス分けのテストがありました。クラスは全9段階。
A1−1 A1−2 A2−1 A2−2 B1−1 B1−2 B2−1 B2−2 C1−1 C1−2 C2
という風になっていて、A1→C2の順で難しくなっていきます。文法のテストを最初にやって、その後が会話のテストでした。会話のテストといっても試験官とお喋りするという感じで緊張はしませんでした。そこで私は試験官に熱意を伝えA2−1のクラスになりました。(ちなみに各レベルに複数クラスが存在しています。)
日本人の参加者も多く、1人くらいは同じクラスに日本人がいるよ、という事前情報だったのですが、私のクラスに日本人は誰もいませんでした。最初は不安だったのですが、むしろ日本語を全く話せない環境の方が良かったと思っています。
そして授業開始。あまり長くは書きませんが、リスニングと会話は絶望的にやばかったです。文法に関しては、日本人特有の勉強の仕方のおかげで何とかなりました笑 ただ、最初は絶望的だったリスニングも会話も徐々にできるようになっていったのを感じました。これはとても大きな変化だったと思います。
授業の仕方は、指定された教科書でその内容に沿って、という感じでした。4技能バランスよく、という感じでしたね。それと課題も出るので自室に戻ってからそれをやりつつ、自分でも授業の復習や単語の勉強などをしていました。環境と努力大事。
ちなみに私のクラスは大学生が少なかったです。これには私もびっくりしました。もうすでに職に就いていて、そのためにドイツ語が必要になった人という人がいたり、まだ日本でいう高校生くらいの人もいたり、様々なバックグランドを持った人が多く、話していてとても興味深くタメになりました。
勉強だけじゃない!!
何といってもこの留学、授業は平日の12時過ぎくらいまでしかないので、午後と土日はフリータイム!観光し放題です。それも魅力の1つですね。
高校時代に行ったときは、あまり観光をメインですることはできなかったので(演奏旅行というものに参加していました)、前行った場所を懐かしみつつ、行ったことない場所をたくさん回りました!
(↑オーストリア名物、シュニッツェルです!)
明治から一緒に行った人たちと観光しに行くのがメインでした。まだ会って数日の人たちとまわる観光は新鮮でとても楽しかったです!市庁舎前でやっているイベント会場で夜ご飯を食べてまわったり、トラムという市街電車に乗って少し遠出してみたり、ここでは書ききれないくらいたくさんの経験ができました。
観光地というだけあって、接客は基本英語でした。でもドイツ語を勉強しに行ってるならドイツ語で頑張ってみよう!と思い、ドイツ語を使ってみると、店員さんもドイツ語で返してくれて、「あ、伝わったのかな」という気持ちになり少し嬉しかったです。
あとザッハトルテ。これはまじでおすすめです。ホテルザッハーのザッハトルテは本当におすすめです。日本じゃおそらく買えないので、オンライショップで頼もうかと思うくらい好きです。この間はついに自作ザッハトルテまで手を出してしまいました。
たくさんの経験
この1ヶ月の留学、振り返ってみるとここには書ききれないくらいの、たくさんのことがあったなと思いました。たかが1ヶ月、されど1ヶ月というところでしょうか。
語学だけではなく、新しい価値観を見つけられたり、文化を知ることの大切さだったり、日本では得られないものがたくさんありました。(突然真面目)
夜ご飯をみんなで作ったり、語学のクラスの人たちカフェに行ったり、一人でザルツブルグまで観光しに行ったり、まだまだ書きたいことはたくさんありますが、ここらでまとめといたしましょう。
振り返り
1ヶ月の留学でだけでこの濃さなら、中長期留学はどうなってしまうんだ、という気もしますが、短期留学とてもおすすめです笑
1ヶ月だけだと、吸収しようという意識が自分の場合は保たれていたので、そこは良かったところだと思います。それと費用の面でもそうですね。もちろん語学力に関しては、もっと長く居たかったなあ、というのが現実ですが、確実に成長することができました。語彙・会話力なんかはかなり上がったと思います。
それと英語力も少しつきました。クラスの人と話すときは、もちろんドイツ語も使うのですが、英語も標準語として使われていました。なので、英語圏以外への留学の時も、英語力を伸ばしておくといいかもしれません。
短期留学のすすめ
短期留学の良いところは、費用が抑えられる、モチベーションが続く、大学を休まなくてもいい、などたくさんあります。ただ、やはり知っておいて欲しいのは、長期留学にくらべて語学力は伸びにくいというところでしょうか。もちろん個人差はあるとは思いますが。ただ、日本に帰ったからどう勉強したらいいのかなどの指針は見つかりました!現在はコロナの影響で難しいかもしれませんが、もし行ける環境にあるけど悩んでいるという人は、一歩踏み出してみてください!
まとめ
文章だけじゃ伝えきれないこともたくさんありますが、楽しんで読んでいただけたら幸いです。
こうやって今、昨年の体験を文章に起こす作業をしてみると、なんかこう言い表しづらい懐かしさを感じるところです。
ドイツ語もそうなのですが、英語以外の言語を勉強することは、たとえ完璧でなくても世界が広がるように感じます。実際フランス語も少し勉強してみたのですが、発音を知るだけでも、看板に書いてある文字が読めたりすると(意味は分からずとも)楽しいものですよ笑
ちなみに筆者は、最近フィギュアスケートにハマっているのでロシア語を勉強したいなあと思っているところです。
長くなりました、今回はここまで!
読んでくださった皆さん、ありがとうございました!
Tschüss!
明グリの情報はこちら!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?