「履修登録」って何すればいいの?<履修の仕組み>
こんにちは、明治大学入学センターです。
今回は、大学の「履修登録」について解説してみたいと思います。
まずは、そもそも大学における「履修の仕組み」そのものについて、なるべく分かりやすく解説します!
「大学では自由に授業を選べる」って本当?
大学では、自分が受ける(履修する)授業を自分で選びます。
時間割も自分で決められるので、すごく自由に思えますよね。
とはいえ、完全に自由に選べるわけではありません。
履修しなければならない科目が指定されている場合もあります。
そもそも「単位」とは?
「単位とれた!」「単位落とした~」
大学生はよく「単位」という言葉を使います。どういう意味の言葉なのでしょうか?
大学を卒業するためには、定められた授業を履修し、しっかり内容を修得する必要があります。
つまり、定期試験やレポートに合格しなければなりません。
シラバス等を見ると、それぞれの授業に「2単位」や「4単位」といった数字が割り振られていることが分かります。
ある授業を履修し、しっかり予習・復習するのに必要と考えられる所要時間が「単位」として表現されているのです。
実際のところ、授業の種類や内容によって、勉強に必要な時間は全く異なるのですが、教育関係の法令等に従い、単位数が設定されています。
週に1コマ・半年間の講義科目であれば、一般的には2単位を修得できます。(授業の形式や内容によって異なります。)
一つずつ単位を積み重ねて、卒業に必要な単位数の合計(卒業要件)を満たすことで、めでたく大学を卒業することができます。
卒業要件に入る単位と入らない単位
さて、大学を卒業するためには、卒業要件で定められた単位数を修得する必要があると分かりました。
ここで具体的に考えてみましょう。
明治大学・法学部が卒業要件として定める単位数は「128単位」です。
法学部を卒業するためには、「128÷2=64個」の科目を自由に履修すればOKでしょうか?
・・・残念ながら違います。
128単位の中には、いろいろな制約が存在しています。
法学部生ならば全員が履修しなければならない科目や、「この科目リストの中から4つ以上履修してください」といったルール、あるいは「2年生以上にならないと履修できません」といった制約があるケースもあります。
それらの条件に注意して科目を選択しないと、合計単位数が128単位を超えていても、卒業要件を満たせなくなるので注意が必要です。
卒業要件や進級要件を満たせないと原級(留年)することになります。
必修科目と選択(必修)科目
必ず履修しなければいけない科目を「必修科目」と呼びます。
(学部や大学によって呼び方は異なります。以下同じ。)
基礎的な内容や、語学科目が必修になるケースが多いため、1~2年生は必修科目の割合が多くなりがちです。
一方で、もう少し自由度が高いのが「選択(必修)科目」です。
こちらは、定められた科目のリストから、それぞれ定められた数(以上)を履修するものです。
こちらも具体例を見てみましょう。
たとえば、明治大学・政治経済学部の場合、「基礎科目」という科目区分で28単位以上を修得する必要があります。
基礎科目は次の4つの科目群から構成されています。
これら4つの科目群の全てから4単位以上修得しつつ、全体で28単位を超える必要があります。
たとえば、次のような履修が考えられます。
条件を満たしているのでOKですね。
一方、合計単位数を満たしていても、それぞれの科目群の必要数を満たしていない場合はNGです。
なかなか難しいですよね。。。
こういったルールがたくさんあるので、入学したらじっくり履修の手引きやマニュアル(便覧)を読み、ガイダンスにも参加して、履修ミスが無いように気をつけましょう。
なお、学部によっては、必修科目と選択(必修)科目の数を少なくし、残りの単位数を、かなり自由に履修できるケースもあります。
ざっくりまとめると、以下のようなイメージです。
自由選択科目の例として、たとえば他の学部で開講されている科目を履修する(他学部履修)といった方法もあります。
今回の記事は以上となります。
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