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ビーノルズ

私の愛車(原付)はヤマハさんの「ビーノ」です。
出張施術や通勤途中の駅まで乗っています。

昔、「ビーノに乗ればビーノルズ♪」というCMがあったと記憶しているのですが、そういうことなら私は「ビーノルズ」です。

松田優作さん主演のドラマ「探偵物語」が大好きで、ドラマ内で松田さん演じる探偵、工藤ちゃんが乗っているスクーターが「ベスパ」だったのですが、これがまたカッコ良いのです。

松田優作さんと言えば「遊戯シリーズ」や「蘇る金狼」など男臭くてかっこいいイメージですが、「探偵物語」ではちょっとコミカルな役柄を演じられており、それもまた魅力的でしたね。

最後の作品となってしまった「ブラックレイン」では主役のマイケルダグラスさんを凌ぐと言われるほど鬼気迫る演技で敵役を演じられていました。

完全に話が逸れてしまったので、元に戻します。

松田優作さん演じる探偵工藤ちゃんに憧れ、ベスパに憧れ、社会人になって3年目くらいにコツコツと貯めたお金で中古のベスパを購入。

調子に乗ってしばらくベスパに乗っていましたが、このベスパというスクーターはけっこう手がかかるのです。

現在のモデルは違うかもしれませんが、当時は混合給油といってガソリンにエンジンオイルを混合します。

だからガソリンを入れる度に目盛の付いたカップでエンジンオイルを給油口から注ぎます。

また、バイクショップスタッフの方から聞いた話ですが、イタリアの人達はある程度自分でバイクの修理をするらしく、バイクを作る側もそれを見越した作り方をしているということでした。

そういうわけで、ちょっとしたことが色々と起きるのです。機械いじりに疎い私はその都度バイクショップに駆け込むことになります。

そうこうしているうちに突如ベスパとの別れが訪れます。

ある朝、出勤しようとベスパに乗って走り始めて数分、「カラカラカラカラ、ガラガラガラ」と異音を立てた後、突然エンジンが止まってしまったのです。

とりあえず、家までベスパを押して帰り、ダッシュで駅まで行って出勤しました。帰宅後、バイクショップに連絡し、仕事休みの日に搬送してもらえることになりました。

点検してもらったところ、修理に相当な金額が必要で、修理後もある程度、自分自身で日常点検等こまめにできなければ、また急に故障する可能性があるということで、残念ですがベスパとお別れすることを決意しました。

「それでは代わりになるスクーターを」ということで、いろいろカタログや現物を見ましたが、私にとってベスパのデザインは本当に魔性という言葉がピッタリで、それを上回る魅力を持つスクーターになかなか巡り会えませんでした。

そんな中、カタログの中にヤマハさんの「ビーノ」を発見。

「おー、これはスタイリッシュ」

そして、どことなくベスパの雰囲気も持っている様な気がする。

ということで、「ビーノ」を購入することを決心。

それ以降、今の「ビーノ」で三代目となります。

三代目って、J Soul Brothersのようですね。

未だに「ビーノ」に魅せられています。

ビーノに乗ったその日から、そうです、あなたもビーノルズ!

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