「春」ジュゼッペ・アルチンボルド【ルーヴル美術館の名品150選】145
作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。
*ジュゼッペ・アルチンボルド作 連作「四季」*
季節に対応する全4枚。
ときどきの植物・野菜・果物が
人物を形作る。
多様なものが作り出す全体。
少年。若者。中年。老年。
季節の流れと人生が重ねられる。
多様性と調和、そして時間。
ここには、正しい政治についての思索が込められます。
ここからは四枚からなる連作。
一枚一枚が面白く、かつ、全体が思索を促す作品。
では「春」から順番に見ていくことにしよう 。
■ジュゼッペ・アルチンボルド作「春」(1573年)
こちらが最初の一枚。
春に相当する表現です。
◆春◆
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