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「ウサギの聖母」ティツィアーノ【ルーヴル美術館の名品150選】138

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

ティツィアーノ作「ウサギの聖母」、1525-1530年頃、INV743、0.71×0.87m、イタリア絵画部門、ドゥノン翼

白い衣装の聖女カテリナがキリストを抱く。
カテリナは「殉教処女聖女」の代表。
聖母の純潔を強調する。
ウサギは本来「淫欲」の象徴。
淫欲を押さえ込む聖母。
聖母の純潔が暗示される他、
キリストによる救いも暗示されています。

◆聖女カテリナ◆

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