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唯一にして至高の方法は無限に生成されるのかもしれない
たった数秒で美脚になれるダイエット本とか、絶対に儲かる銘柄の情報とか、あっという間に英語がペラペラになる方法というものへの憧れって、不易流行なんだなあ。noteを散歩していたら感慨深くなってきた。
ChatGPTと喋ったら、「銀の弾丸」とか'The only true way'というものは、存在しないと強調されることが多い、むしろ1つの手法に固執する態度を揶揄する場面で使われたりするよ、と返してきた。
内田樹さんの対談本『善く生きるための身体論』から引用しておく。
英語上達には「秘宝」があって、その「秘宝」さえ習得すればたちまち上達します。今まで上達しなかったのはその「秘宝」を学んでいなかったからです。という言い方をしている限り無限に集客できる。
メリット・デメリットを考えてみる。
「万能薬のような方法」を分別して考えてみる。「万能薬のような」という部分は目立つための口上であろうから気にしないことにするとして、そうするとそれは単なる「方法」として考えることができそうだ。うん。方法か。
それなら、何か新しい「方法」を試すことについてのメリット・デメリットを考えよう。
メリットから。負担にならない範囲で、自分の期待値が妥当かを見極めたうえで、数限りなくある方法のうちのひとつとして、検証する価値があると判断すれば、試行してみてもよいかもしれない。そこから得られたデータが、次かその次かそのまた次のステップで役に立つことがないとは限らない。
デメリットは、入れ込みすぎる、ぶっこみすぎる、とかだろうなあ。まあ、無理筋なものに執着するのはしんどそうだ。
あるいは。「あくび指南」という落語ネタがある。ノリノリで習い事を始めてはすぐに飽きていくひとの話だ。「今度の習い事は絶対に!」と言いながら嬉々として変な習い事に飛び込んでいく。新しい何かに取り組む、興味の対象がコロコロと変わっていく、そのこと自体が楽しい、ということもありそう。それは楽しめる範囲でやったらいいよね。
note散歩から、モヤッとしていたことが整理されたので、今日はいいnote日和だったな。
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