「Partido a Partido」1年 鈴木爽馬
「Partido a Partido」
商学部商学科 1年 鈴木爽馬(静岡県立静岡高校)
こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます、
商学部商学科1年の鈴木爽馬です。
まず初めに、日頃より明治大学体育会サッカー部に多大なるご支援・ご声援をくださるすべての皆様に、深く御礼申し上げます。
入部してから、まもなく4か月が過ぎようとしている。
朝4時半に起きて簡単な朝食を食べ、グラウンドへ向かう。
グラウンドには、プロ内定選手や世代別日本代表選手、高校選抜に選ばれていたような選手がいる。
そんな中、私はマネージャーとしてピッチの中を駆け回る。
こんな日々を、1年前の自分は想像していなかっただろう。
夢のような日々だ。
しかし、これは現実である。
そして私は、間違いなくこの「明治大学体育会サッカー部」という日本一の組織の一員である。
1年前、進路で悩み続けた受験期。
自分が本当は何がやりたいのか自問自答を繰り返していたとき、
サッカーに本気で向き合ってみたいという想いがどんどん強くなっていった。
今思えば、サッカーを趣味のままに留めておくという選択もできたのかもしれない。
しかしそんな選択肢が眼中にないくらい、私はどうしようもなくサッカーが好きなのだ。
どうせやるなら、日本一を目指したい。
負けず嫌いの私の頭の中には、もはやこの部以外の選択肢はなかった。
将来的にスポーツビジネスに関わる仕事がしたいと考えていた私にとって、明治大学という環境はぴったりだった。
こうして私はこの春、明治大学、そして体育会サッカー部の門を叩いた。
初めて練習を見学させていただいた日。
想像していた以上の緊張感・スピード感、そして選手のオーラに圧倒された。
スキルや強度はもちろんのこと、厳しく要求し合う様子や一瞬の隙も許さない雰囲気。
まさに「日本一の練習」だと感じた。
初めてリーグ戦の応援に参加させていただいた日。
メンバー外の選手たちが明治のために声を枯らして応援する姿、
そしてそれに呼応するようにピッチで躍動する選手たちの姿。
いずれも本当にかっこよく、「日本一の応援」だと感じた。
日常が「日本一」に溢れている。日常から「日本一」を追求する。
それが明治大学体育会サッカー部なのだ。
しかしながら、この日本一の組織に身を置くということは、私にとって予想以上に厳しいものだった。
入部してからのこの約4か月間は、自分の無力さや弱さを痛感する日々の連続だった。
監督・スタッフや選手からの要求に満足に応えられず、迷惑ばかりかけてしまう。そんな毎日だ。
今の自分が「明治のマネージャー」「日本一のマネージャー」から程遠いことは自覚している。
マネージャーの先輩方を見ていると、冷静さ・視野の広さ・判断力・予測力など、あらゆる面でのレベルの高さに驚かされる。
自分も早く先輩方のようになりたい。いや、ならなければいけない。
そして、明治の基準というものを後輩に継承していかなければならない。
「たかがマネージャー」と思う方もいらっしゃるかもしれない。
たしかに、1人のマネージャーにできることは限られている。
もちろんプレーでチームに貢献することはできない。
「されどマネージャー」である。
日々の練習に参加しチームと関わっている以上、結果に向き合う責任はあると思っている。また、自分の行動や言動がチームに与える影響を考えなくてはならない立場だと思っている。
目指すのは、「チームを勝たせるマネージャー」。
1回でも多く、選手たちの笑顔を見たい。
そのために今は、明治のために自分ができることを全力でやるしかない。
目の前の1日1日にすべてを懸ける。
現時点では、自分の選択が正解だったかはわからない。
ときどき、違う道を選んでいたら自分は今頃どうなっていただろうか、と考えてしまうこともある。
でも、後戻りはできない。
「自分の決断を正解にする」
プロサッカー選手が移籍の際にしばしば口にする言葉である。
何年後、何十年後になるかはわからないが、いつか「あの決断は正解だった」と自信を持って言えるよう、残りの3年半を過ごしていきたい。
おわりに、私は本当にたくさんの人から影響を受け、たくさんの人に支えられて今ここにいる。
まずは家族。常に私を応援してくれて、私の味方でいてくれる。
そして、私をサッカーの世界に引きずりこんでくれた大切な親友。
高校時代の友人やチームメイト、ゴール裏で出会ったサッカーを愛する仲間たち。
さらには、私のために様々なアドバイスをくださる監督・スタッフや先輩方。大好きな選手たち。
数え切れないほどの縁に感謝を忘れず、サッカーを楽しみたいと思う。
長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の1年生の部員ブログ担当は、平塚仁です。
彼の高精度のキックは多くの人を魅了し、チームにとっても大きな武器になります。
そんな足元の技術と同様に惚れ惚れとする彼のブログに、ぜひご期待ください!
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