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「想うということ」4年 山田耕太朗

「想うということ」
法学部法律学科 4年 山田耕太朗(山梨県立韮崎高校)

こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます。
法学部法律学科4年マネージャーの山田耕太朗です。

まず初めに、明治大学体育会サッカー部に関わる全ての皆様へ厚く感謝申し上げます。
運営側としてもこの部に関わる中で、この部は多くの大切な想いを背負って動いていることを日々実感しております。
そして今現在、明治大学の4年生として大学生活を送っているにあたり、これまで私に関わってくださった全ての皆様に対しても、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

感情そのままで荒削りな文章となってしまいましたが、これが素直な自分の言葉と想いだと感じたため、書き直さずにそのままにしました。ぜひ読んでいただけたら幸いです。


「あなたはどんな大人になりたいですか。」
就職活動を通して何度聞かれただろう。


気付いたら来年社会人となり、全てが学生最後となっているこの頃。同期や友だちと話すと、「来年働いてるって考えられなくね?」とデフォルトのように言っているがどこか他人事だ。今日という日もいつかは懐かしくなってしまうと思うと、何かにしがみ付きたくなるくらいに恐怖を覚える。この1年、全ての物事の語頭に"最後の"が付くようになったと同時に、就職活動など今までに経験したことのない圧力も感じた。
だからこそ、自分の気持ちに真っ直ぐ正直に向き合い続けた。

私のアイデンティティ。
私(わたくし)、山田耕太朗とは。
何に心が動き、譲れないものとは何か。
何を大切にしているのか。

全ては「私らしさ」というワードに繋がっていた。私らしさこそが豊かさそのもので、その豊かさを細分化すると、生涯で軸となっている一つの指針に辿り着く。


「強くてやさしい男になること」


これは幼い頃から父に言われ続けてきたが、矛盾に思えてしっくりきていなかった。

21の今、ものすごく奥深く感じる。単純だけど、本質的。
これが私の目指すべきなりたい大人で、
大切な人を守り、目の前の人を想って心を配り、+αの価値提供をもたらす人材になること。
これを体現しようと努力することが、私自身の幸福(=豊かさ)へと繋がる。
この努力する姿勢が、本来の私らしさなのだと今現在の私なりに考え抜き、人に何かすごいと感じさせる圧倒的な雰囲気を生み出したいとも思っている。

人の心に影響を与える人材として、山田耕太朗だからこそできるアプローチで人々を支える。ホスピタリティの精神で相手に充足感をもたらしたい。不器用ながらも誠実な真心と献身性で、相手のニーズに120%で応えたい。真面目過ぎで優し過ぎて時に後悔するような性格も受け入れながら、同時に容量の良さも学んでいくこと。

綺麗事を並べているに過ぎないが、この部にいるからこそ芽生えた感情と学び。監督・スタッフの方々・そして選手達が、毎日全身全霊でサッカーに向き合う姿勢を見て受けた影響。人格が形成された3年半。ただこの部にいれば成長できるわけではない、そこで何をするか。ではあるけれども、間違いなく私はこの部の環境と一流の人々によって成長を実感できている。いわゆる外的要因によって私は磨かれて、ブラッシュアップしてこれた。

話を戻すと、なりたい人物像に向けて私は努力をしているのか。劇的に状況を変える自発的な姿勢はあるのか。

ここが私の課題である。
この部にはヒントが散りばめられており、そのヒントを活用して各自が自分との戦いに打ち勝ち、それを周囲に伝達していくことで強い個人が築かれていく。

これまでの先輩方を思い浮かべると、私はまだ与えられたヒントを活用だけする、自分軸かつ自分本位な人間なのかもしれない。加えて、ヒント自体を置き換えて考えてみたり、そこから広げて応用したりする作業も足りていないと実感する。成長という言葉も用いたが、同時に自分自身の「人間力」の乏しさを突き付けられた3年半でもあった。


リーグ戦最終節、その先のインカレまでの残りの日々。
私なりに学び得たことを還元させることが必達のタスクである。
その過程が、私らしさというアイデンティティを創り上げると信じている。

同期からの言葉には
「明治のために」
というフレーズをよく耳にするようになった。
それは、4年生という明治の象徴として戦う上で私情は関係なく、先輩方の偉大さと紫紺のユニフォームの重みを深く認識するようになったからだ。そう心から想っているからこそ、この組織は強い。

私も4年目にして「明治のために」という言葉の本質を理解するようになった1人だ。
試合前、校歌を誇らしく歌う時や、この部の日本一の仲間が大好きな私は、何にも変え難い多くのものを学ばせていただいた。

14年間のサッカー人生に終止符を打つ今シーズン。 

明治を想い、明治のためにできること。
これを追い求め続けてやり切って引退したい。残りの日々を噛み締めたい。
強さとやさしさを持ったあたたかい人間となって、「私らしさ」を更新させたい。

以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

次回の4年生の部員ブログ担当は、宮本太郎です。
学生審判、そして同じ分析部員として活動しています。
誰よりもプレミアリーグに詳しいほどサッカー愛に溢れつつ、zoomのプロフィールでは鬼瓦権蔵と名乗り、笑いのツボも2手3手先を行く独特さも彼の持ち味です。
感性豊かな彼のブログを大いに期待しています!

今後とも明治大学体育会サッカー部をよろしくお願いいたします。

山田耕太朗(4年=山梨県立韮崎高校)
法学部法律学科。マネージャー。

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